漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

夾竹桃(1/27) 愛殺したいほどに…

2009年03月08日 14時55分38秒 | 第13話/夾竹桃
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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 夾竹桃(キョウチクトウ)は、インド・ペルシャ原産の常緑低木・大低木で、
夏の輝く空に負けない白や緋色の鮮やかな花を咲かせます。
日本へは江戸時代に渡来しているので、閲覧者の方々や近所の家の庭にあるかもしれません。
この植物、外観は非常に美しいのですが、青酸カリを凌ぐ毒性を持つオレアンドリンを含んでいて、
昔から肉の串焼きにウッカリ利用して死亡してしまう人の記録が絶えません。

 第13・14話は「夾竹桃の君」と呼ばれる人がヒロインとして登場しますが、
人生何度目かの停滞期に入ったハリソンさんと出会い、恋愛感情を交わすようになります。
ハリソンさんは、彼女によってまた新しい幸運を手に入れられると浮かれて舞い上がりますが、
結局はさらに悪い運命へと導かれてしまうのです― 。


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オ…俺何てリアクションしていいか分かんねーよ!!
何で出だしっぺを俺に振るんだ?!

 ハリソンさん、包丁持ってるけど、
その「夾竹桃の君」を好きなあまりに殺そうって思ったって事?!

 「君を殺して僕も死ぬ~ッ!!」― とか?
ええェ~っ!!

 この話には今までなかったような過激な出だしじゃが、
当時大流行した、ジャン・ジャック・ルソー作の
「ヌーヴェル・エロイーズ」が社会に与えた影響
もあるのかもしれんぞ。

 あ、それって第9話に出て来て、みんなで読んでみたっけね。

 またその話出て来んの~?
わたしは読めなかったよ。
だって理屈っぽくてイラつくから。

俺は、主人公達がHしたトコだけ拾い読み!!
これからは、ハリソンの殺意とか性衝動とかやらも出て来んのか?!

 ウォルポールさんは、もう今年の10月の半ばまで出て来ないんだって!
ウォルポールさんの話を描いた方が女子ウケがいいに決まってるし、
手っ取り早く視聴率が稼げるのに、
作者って大バカなんじゃない?

お前、さっそくまた来たズラ?

 「お前」じゃないッ!
「スエナ姫」と呼びなさい!
先週は阿部ちゃん上杉謙信様も死んじゃったしさ~。




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 仕事も不景気で暇になったし、スエナ姫の言う通りにして、
どっか適当な所にウォルポールさんの話を加筆しておいた方が賢いんでしょうか?

〈次回の更新は3月14・15日の予定〉






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