漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

何がキミをそこまで熱くさせたのか?

2010年03月14日 10時31分36秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 昨日、クラヴァット ( 現代ではネクタイ・スカーフに相応 )
の結び方という話が出て来ましたが、
ハリソンさんの結び方は、「 トリプルテイル 」 という名です。
してみたいお姫様&お嬢様方は、
最寄りの図書館か書店でお調べ下さいませ。

 フレディ君、ウォルポールさんの別荘、
苺ヶ丘城へとお泊りで行った時に、
「 トリストラム・シャンディ 」 を紹介されたらしいのですが ― 。

 ウォルポールさんがある紳士に送った手紙によると、

Warburton, however, not content with this,
recommended the book to the bench of bishops and told them 
Mr. Shandy, the authour, was the English Rabelais
― they had never head of such a writer.

 ウォーバートン主教という人が、
「 作者のシャンディ氏は英国のラブレーだ。 」
― と、絶賛していたという事が書かれています。

 他にも、この人を始め、シャンディ氏に褒美をやりたいという人が
いるという話に至っては、
「 今までこんな事あり得なかったのに。 」
― と、ウォルポールさんが呆れ返っているという内容なのでした。

 By the way, これと同じ手紙には、
こんな事も書かれていて、これは前にも英文&訳文は出て来ましたが、

… but in recompense makes 
one yawn for two hours.

 …1回大あくびをしたら、顎が外れて2時間治らなかったと解釈してもOK?

 作者、基本的にはズボラなもんで、
…思うんですけど、ゴシック調の家の中なんて、
掃除が大変なだけじゃないのか?!
そんからロココ調の家具だって、作者には1個だけ家にあるけど、
引き出しがすぐにつっかかって、しょっ中蝋燭塗らなくちゃいけなくて、
ひっじょーに使いにくいぞ~。


 〈 次回の更新は、3月20 ( 土 ) ・ 21 ( 日 ) 日の予定。 〉


 



 

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