東京在住の弟は羽田から、広島の妹は福岡からわたしと一緒に発ち
ソウルで合流することになった。
わたしは80歳である。妹は12歳年下である。
若い妹に飛行機のチケットの手配をしてもらった。
ソウルは福岡から一時間ちょっとである。東京より近いと気楽にかまえていた。
ところが前夜になって、はたと気づいた。ソウルは海外である。国際空港まで移動しないといけないのだ。
いや、それだけではないぞ、チェックイン、セキュリティチェック、出国手続きと厄介なことがある。
これはいかん、バアサン二人なので用心にこしたことはない。
よし、二時間前までには空港に着くことにしよう。
前夜から泊まった妹と二人で、朝は五時半に起きて、タクシー、地下鉄、高速バスを乗り継ぎ、
早々と国際空港に到着した。よゆう、よゆうの到着であった。
ハングル文字にもくずし字があるそうな。 料理屋の箸袋。
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