風子ばあさんは、車の運転はしない。
自転車も、転べば骨折間違いなしなので、
出来るだけ乗らないことにしている。
しかし、この秋晴れである。
過日、少し離れたスーパーまで自転車で行った。
翌日、近くの友人が、
「昨日車の中から風子さんを見たよ」という。
パーマの髪をふわっとなびかせて、
若いおばあさんが自転車漕いでるなあと思って、
よく見たら、風子さんだった……とのこと。
「ねえ、ちょと。若いおばあさんってとこ、気になるなあ」
「だってそう思ったんだもの」
「若くないから、オバアサンでしょ、遠目にも、オバアサンってわかったんでしょ」
「いや、若いオバアサンだなって思ったのよ」
「違うよ、若ぶったオバアサンだったわけでしょ」
自転車の前後のカゴに、
スーパーのビニール袋を沢山積んで、颯爽と走っていたと彼女は言うけど、
そういうの、颯爽と言っていいのかなあ。
風子ばあさんは、正しい日本語にこだわるタチなのである。
自転車も、転べば骨折間違いなしなので、
出来るだけ乗らないことにしている。
しかし、この秋晴れである。
過日、少し離れたスーパーまで自転車で行った。
翌日、近くの友人が、
「昨日車の中から風子さんを見たよ」という。
パーマの髪をふわっとなびかせて、
若いおばあさんが自転車漕いでるなあと思って、
よく見たら、風子さんだった……とのこと。
「ねえ、ちょと。若いおばあさんってとこ、気になるなあ」
「だってそう思ったんだもの」
「若くないから、オバアサンでしょ、遠目にも、オバアサンってわかったんでしょ」
「いや、若いオバアサンだなって思ったのよ」
「違うよ、若ぶったオバアサンだったわけでしょ」
自転車の前後のカゴに、
スーパーのビニール袋を沢山積んで、颯爽と走っていたと彼女は言うけど、
そういうの、颯爽と言っていいのかなあ。
風子ばあさんは、正しい日本語にこだわるタチなのである。
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