風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

花火と稲妻

2019-08-08 23:05:25 | 日記

 今夜近くで花火大会があった。

海上からドド~ンと音がして花火が上がる。

 雷の音もして、

山の方が光り、稲妻が走る。

金魚のイルミネーションに彩られたタワーをはさみ、

両脇に花火と稲妻、すご~い眺め!

写真におさめたいが、

あいにく私のスマホではこの風景は撮りきれない。

 

雷がこわくて、家に帰る。

家の中で音だけで様子を聞いていたが、

花火は、いつもより、ずっと早い時間に、

派手な打ち上げの音がした。

あれま、今夜は早仕舞いかと様子を見に外へ出てみると、

いつのまにか、土砂降り。みな走って帰る。

 今夜の花火大会はどうやら中途で中止になったようである。

遠方から来たひとには気の毒なことだった。

 


3S

2019-08-08 10:08:54 | 時事

 3Sとはセックス、スポーツ、スクリーンのS、三つである。

昔から、植民地政策として、

あるいは政治にあまり関心を持ってもらうと都合の悪い施政側が、

国民の感心を 3Sに向けさせて安泰、ということの深慮遠謀といわれる。

 はてさて、その真偽は私などには判らないが、

日本人の スポーツへの熱い感心、熱狂はたしかにハンパじゃやない。

かくいうバアサンも、野球観戦は欠かさない。

 それでも、老いも幼子も、

ひいきチームへの応援にウサギみたいに一斉に飛び上がり、バトンを振り回し、

数万の観衆が興奮する様子に複雑な思いは禁じえない。

 財政、改憲、原発、沖縄、なにがあっても日本国民がこれほど熱くなることはない。

選挙の投票率は50パーセントを割っている。

 ああ、と憂いながら、今夜もまたナイター観戦仁熱くなる愚かなバアサンである。