風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

奉恩寺

2018-11-13 16:34:35 | はらから集いてソウル

 宿泊したインターコンチネンタルホテルの目の前に奉恩寺がある。

ビル街の中にある寺は緑に囲まれ、伝統を感じさせた。

こんもりとしたこの緑を、わたしたちはホテルの出入りの際の目印にした。

見知らぬビルの街で方角がわからなくなっても、あ、お寺が見えたからこっちだよ、というように。

 ホテルを出てこの奉恩寺の緑を背にして一分ほど歩くと、

道路際を広めにとったスペースの奥に韓国都心空港(CALT)がある。

空港に直接行くより、ここでチェックインからセキュリティ、出国手続きまで

コンパクトにまとめて行えて、終わればリムジンバスがそれぞれの空港まで直行する。

あとは三階の出発ゲート専用出国通路にそのまま入れる。

 迂闊にも携帯の充電池をスーツケースの中に入れていたので、

別室で鞄をあけさせられてちょっともたついてしまった。

仁川空港行きのバスはすでに待機中だったの急いだ。

金浦空港から東京へ向かう弟たちとはここでお別れ。

挨拶もそこそこに手を振ってバスに乗りこんだ。