宿泊したインターコンチネンタルホテルの目の前に奉恩寺がある。
ビル街の中にある寺は緑に囲まれ、伝統を感じさせた。
こんもりとしたこの緑を、わたしたちはホテルの出入りの際の目印にした。
見知らぬビルの街で方角がわからなくなっても、あ、お寺が見えたからこっちだよ、というように。
ホテルを出てこの奉恩寺の緑を背にして一分ほど歩くと、
道路際を広めにとったスペースの奥に韓国都心空港(CALT)がある。
空港に直接行くより、ここでチェックインからセキュリティ、出国手続きまで
コンパクトにまとめて行えて、終わればリムジンバスがそれぞれの空港まで直行する。
あとは三階の出発ゲート専用出国通路にそのまま入れる。
迂闊にも携帯の充電池をスーツケースの中に入れていたので、
別室で鞄をあけさせられてちょっともたついてしまった。
仁川空港行きのバスはすでに待機中だったの急いだ。
金浦空港から東京へ向かう弟たちとはここでお別れ。
挨拶もそこそこに手を振ってバスに乗りこんだ。