風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

うちの女房にゃヒゲがある

2012-06-13 17:56:32 | 日記
        がんらいが臆病な上に不器用である。
      剃刀で顔をあたるという普通のことが怖いのである。

     で、どういうことになるかと言えば、うちの女房にゃヒゲがある、となる。

      皺ばんだ梅干し状の口の周りにはいつもうっすらとヒゲが生えている。
         貧相な眉もまだらにのびたままということになる。

        あるとき、見かねた体操の仲間が、剃刀を持参して来て、
             剃らせてくださいという。

      みんなに取り囲まれて座り、顔をあたられたのはちょっと恥ずかしかったので、
         以来美容院へ行ったときは眉カットをしてもらう。

      ただし、口のまわりは美容師はしたらいけなくて、理容師ならいいそうである。

         ついでにちょっと……というわけにはいかないところが
            まったく融通の利かない話である。

            初コメくださったこま子さん、
           顔そりはどうしていらっしゃるのかなあ。


           ごぶさたの風子ばあさんをお気づかいいただき、
             こちらが「じんわり」でした。