GlobalHeart 社長Blog

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経済第一主義から生命第一主義への転換

2013年09月19日 | Weblog


明治以来、日本の農業は自給自足、農本主義を建前として発展してきました。
ところが、第二次世界大戦後急激な欧米化が進み、農業も機械化され大量生産、大量消費の時代に沿うために多くの農薬や科学肥料を使用し、経済一辺倒の近視眼的政策に翻弄され、産業として発展せず、就農者も減少し貴重な財産である田園も荒廃したうえに食糧自給率も40%を割れるようになりました。

又、戦後農薬や化学肥料を大量に使用してきたことにより、自然界の秩序を守ってきた微生物やミツバチの大量死が報道されているように昆虫等の生態系が崩壊するという取り返しのつかない農業政策が現在も続けられています。自然の生き物が存在しないところに私達人間も存在できるはずもなく、既に予兆としてアレルギーや奇病など人知を超えた新しい病気が発生してきています。

 農薬中毒から生命を守るためには、今の農業経済システムを根本から変える必要があり、その為には国民一人一人が自分の生命を守るために農薬に汚染されない健康食品、自然食品を生産し、入手する必要があります。

私たちが今取り組んでいる自然農園「ネイチャーファーム」サイトは自然農法に取り組んでいる生産者と生産品及びそれを原料とする加工品を、健康食品・自然食品を探し、必要としている消費者に紹介するシステムです。生産者は、どのように自然農法に取り組み、どういう食材をいつ、どれくらい生産し、出荷できるかをおのおの自分のサイトに掲載し、それを消費者が選んで購入します。その仲介を株式会社南九州開発機構(MKK)がサイト上で行います。つまり、生産者の自然農法に対する考え方や直接顔がわかることにより、お互い(生産者と消費者)の信頼関係が深まり、生産者のやりがいと消費者の安心、安全、満足につながることで、本当の生命第一主義の経済大国として日本の農業が発展していく可能性があると言えます。

“私達は今岐路に立っている。その一つの道は、私達がこれまで永い間歩み続けてきた平坦で楽な高速道路であり、スピーディーではあるが、この道は不幸と災害に終わる道である。今一つの分かれ道は、人はあまり通っていない。しかしそれは私達の地球を守り抜く運命に通ずる唯一にして、最後の道である。”(RACHEL CARSON : “SILENT SPRING”より)

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