昨日、札幌へ、午後に出て最終で帰京。やはり本日は少々疲れ気味です、時間はあまりかからなくても距離を移動すると体が疲れるのかもしれません、まあ年取ったということですが・・・。春休みの影響もあるのでしょうが、行きも帰りもいっぱい、札幌の駅前の居酒屋さんもいいところは予約とれず、何時ものところで会食しましたが、ここもまた大変な混み具合でした。最近書いていますがここ銀座は金曜日だけでなく平日も少々いいところは予約でいっぱいになります。不況だなんだ仕事がない、税金上げるな、とマスコミや政治家は騒いでいますが現実はそうではないのでは?日本の株価が上がることが困る人たちがどうも日本にはいるらしく、ネガティブのほうが新聞売れるし、立場も安泰な組織が日本にあるようです、ここをあぶりだせれば本当の情報や正しい情報から色々と判断できるのですがね。
国の発展の基本は何と言っても教育制度にあることは異論がないでしょう、今の日本の停滞は教育制度の延長にある社会の仕組みがおかしいことが原因でもあります。何でも監督官庁に決めてもらい、自分たちはリスクを取らずただ上の言うことだけをこなしていれば問題なく過ごせる、何もしていない人たちが暮らしていける社会は崩壊するに決まっています。時間はかかるかもしれませんが日本人が日本の中でしっかりと暮らしていき世界の人々から尊敬されるためには「年金教育・投資教育・環境教育」をじっくり基本から始めることが一番早いのではないか、やはり「偉人は身近にあり」とそんな感じが最近強くなりました。GPPの活動を通じてあがる収益や寄付を「基金」という形で集め「年金、投資、環境」教育に役立てられたらいいな、早く実行したいな、と強く思っています。
先日の金曜日、夕方5時半の待ち合わせで神田駅に到着。待ち合わせはJR改札口、私の場合銀座線で向かいJR口へ移動の途中階段の上で誰かおじさんが「大丈夫です、行ってください。」と何度も叫んでいます。最初は酔っ払いかと人だかりを通り過ぎようとしていましたがほっつ、とのぞくと額から血が出て倒れこんでいます。周りを見ると5,6人の人が見ているだけで皆通り過ぎていきます、ひとりティッシュを差し出していますがそのおじさんは腹這いのまま「大丈夫です、行ってください。」を繰り返し叫んでいる。「大丈夫じゃないでしょ」と近寄り近くの人に「駅員を呼んで」とお願いし、こちらは動かしていいものかどうかわからず手持ちの夕刊現代を頭の下に敷こうとしていたら駅員が到着。ところがだらりだらりとポケットから携帯を取り出し立ったまま携帯でどこかに電話。たぶん救急車を呼んだのでしょうがその動きに腹が立ち「早くしろよ」とつい怒鳴りつけ、周りを見渡し冷静になれば周りの人たちが足早に通り過ぎていく。どうにもならなければ担いでいかないといけないかな、だれか手伝えるような男はいないか見渡しても男はいないし・・・・。3,4分たったころほかの駅員も到着、こちらも待ち合わせに遅れていましたのでその場を離れ、後から考えると何と日本人、東京の人は冷たいのか、駅員も緊急事態を訓練されていないのかだらりだらり動いて、人がけがしているのにしらん顔して通り過ぎる。何という社会を私たち日本人は作ってしまったのか、税金を上げて社会保障を守る、と騒いでいますがその前に社会保障受ける権利が私たち日本人にあるのか、まずはここから問い直さないといけないのではないか、と。人口が増え、経済も右肩上がり、地方から都会への人口移動から少子高齢化で低成長、経済人や日本で先生と呼ばれている人たちは自分たちのことしか考え行動しなくなり、顧客より監督官庁をみているだけ、このおかしい社会は修正できるのでしょうか。昔、東京の前の江戸では「袖触れ合うも他生の縁」という他者との縁を大切にし人情味のある文化があったやに聞いていますが、今は「人が倒れていても知らん顔の東京人」なのでしょうかね。どげんかせんといかん、とは私の故郷の方言ですが、どげんもこげんもねっ、という状態です。
昨日第2回GPP政策研究会を開催いたしました、テーマは「長寿医療制度のリスクと消費税問題」。以前、後期高齢者医療制度が問題となり民主党は廃止を訴えていましたが先送りとなった件です。年金制度と同じように老後の問題としては大きなテーマです。日本の社会保障制度の問題は少子高齢化と財政負担をどうするか、ということに尽きるとマスコミも政治も声高らかです。実際に体験していない世代にとっては正直自分自身こととしてとらえるのはなかなか難しいことですが、いずれ行く道、解決しておかないといけないテーマです。詳細はGPPのホームページに近日中に会員向けにアップの予定。研究会が終わって感じたことですが、今のまま今後の日本の社会保障制度を維持するには無理、消費税を上がればいい、という足し算引き算の問題としてとらえるのではなく、国民はできるだけ税金は低いほうが助かるし、松下政経塾を設立した松下幸之助さんは「無税国家」を標榜していたわけで我々日本全体の問題ですから今のまま住みたいところに住んで行政サービスを平等に受ける権利ばかり主張するのではなく、これはもう今後無理です、続けるなら税金をがばっと上げるのを我慢してください、とはっきり言うか、人口が減ってくるのですから人を集中させて「コンパクトガバメント」を創るか選択しないといけないのではないか、と考えます。つまり日本の良き故郷はなくなり、コンパクトシティーを創り移住させる、移住しない人は行政サービスなしを我慢する、ということ。税金を上げて勤労者の働く意欲をなくすより日本国の信頼を維持するために自由は束縛されることを本当に選択しないと、一番嫌いな言葉ですが「いいとこどり」なんてありえない訳ですから。国の在り方と国民の住み方、本当に考えないと国力が落ちることが一番夢なくし萎えます。人口がまた増え始めるまで身の丈の国になる方法も考えないといけないのでは、と感じますね。
公的債務が約1,000兆円、一人当たり約750万円の借金という現実の数字があるのにあまり騒がない国民、生涯収支試算で60歳以上はプラス4千万円、20歳未満はマイナス8千万円という数字がはっきりしているのに知らん顔の若者世代(20代、30代)、お金持ちでなくては介護施設に入れないのに人任せの中高年世代、厚生年金基金が崩壊状態で企業年金が入らないことがわかっているのに全然騒がない企業年金の加入者、経済が低成長時代に入り固定給制度や給与下げ時代に入っているのにネットでサーフィンしている金融機関の高給取り社員、これからは知恵が価値を生む社会なのに新聞読まず、勉強せずで考えないサラリーマン、少子化で過保護に育たられた子供たち、それでいて今日も銀座のユニクロに並び、安くていいもの買っていい気分になっている買い物客。とにかく今の日本人は困っていないのかもしれません、今消費税とか社会保険料のことで国がどうなるか国会議員が右往左往しているのに国民がデモひとつなく平穏に暮らしてる、何といい社会なのかですね。でもこんなことは長続きするはずがなく近未来的には恐ろしい社会が想定されます。人口1億2千万をこの広い国土でまとめて生活していけるはずがないとわかってくればどうなるか、実際ある国では日本の関東以北へは立ち入らないよう警告し日本の東京政府を警戒しているとのこと。均衡ある国土の発展という幻想から現実的なコンパクトガバメントをめざし、新しい都市を創る時代を考えないといけない時期に来ているのかもしれません。
今日の銀座中央通り、人ごみが違うなと思いきや、ユニクロとアップルのアイパッド発売日が重なっていたようでカメラマンやそれをスマホでシャメールでしょうか人が立ち止り歩道がまっすぐ歩けない状態でした。景気の回復もあるのでしょうか最近金曜日の夜はいわゆる中堅どころの「飲み屋」さんがいっぱいで先週は2件断られました。並んでいる人たちの顔を見つつ、日本人の本質「付和雷同」を思いだしました本人も「アイパッド」を買いに行くと途中でした、まあ、人のことは言えませんが世の中平和なのでしょうかね。しかし最近は愚痴っぽくなっていけませんが今日の日経新聞記事 AIJ年金消失 信託銀行会長「見抜けない」とは驚きです、そんなアホなと言いたいです。商品設計と運営、運用管理が専門の信託銀行が噂のあった商品や会社に対してわからなかったは職務怠慢意外何物でもありませんし、それこそ受託者責任を免れないのに平気で記者会見する神経を疑います。この度の件明らかに基金と信託銀行に「善管注意義務違反」及び受託者責任があります。これでこの件を世の中がつまりマスコミが見逃すなら共同責任をマスコミに対して追及しければ基金の加入者の自己責任にすりかえてはあまりにもふざけた話になります。
本日、全国会議員721人に対してこの企業年金の問題に対してのアンケート調査をお送りいたしました。「世代党」を創る会のHPで追及してまいり公表いたします、これは本来なら企業年金連合会が主導しなければならないところ何故かしら音沙汰ありません。行政を管理監督するのは国民でありその代表者である国会議員です、このたびの企業年金の問題にどれぐらいの反応あるか会員へお伝えするのも私たちの大切な仕事です。
本日、全国会議員721人に対してこの企業年金の問題に対してのアンケート調査をお送りいたしました。「世代党」を創る会のHPで追及してまいり公表いたします、これは本来なら企業年金連合会が主導しなければならないところ何故かしら音沙汰ありません。行政を管理監督するのは国民でありその代表者である国会議員です、このたびの企業年金の問題にどれぐらいの反応あるか会員へお伝えするのも私たちの大切な仕事です。
実物経済と金融経済、これは社会が健全に発展するための車の両輪と言われています。どちらかが不健全だとまっすぐ進みません。今日本で行われていることはこの金融経済が死の方向へ進んでいるのかどうか、分かれ道だろうということです。規制の強い業界で成長できるのは規制を崩してきた企業、クロネコ、フソフトバンクなどでしょうか、とにかく日本の金融行政は典型的なピラミッド。銀行へ行くのは決済のときのカードで支払う時だけ、あとはできるだけ行きたくないと思っているのは私だけでしょうか。どちらがお客かどこを見て仕事しているのか、こちらを見ていないことだけは確かです。とにかく銀行へは行きたくないですね、なんだか機械の一部としてはめ込まれたようなそんな錯覚にとらわれます。これは昔いじめられた「トラウマ」です、自分でいうのもなんですが。金融は産業にミルクを与え、血液の役割をしているののではないのか、日本の金融行政の将来が怖いです。
揚げ足取りで恐縮です、昨日の日経新聞の経済教室「受動的な無責任」改めよ、の執筆者東京大学教授北岡伸一先生の論説、大変ご立派なご経歴とご見識には敬意を表さないといけないのでしょうが、これがまたこの論説で「由(よ)らしむべし知らしむべからず」の使い方が間違っているわけです。このブログ昨年12月24日で書いたように間違えた使い方をしているわけで、こちらも「あらら」という感じです。これが一般人で政治とはあまり関係ないようなところからのコメントならまだいいとして、専門が日本政治、2500年前の大政治家「孔子」の言葉をこういう風に引用してはいけません。専門家が間違っているとはやし立てるのも子供じみてばからしいですが、東京大学法学部卒、日本政治専門ときたら「ほらね」と言わざるを得ません。論説の中身全体としては同感でその通り、と応援いたしたく、ただ最近の日本の風潮「専門家不在で専従者多数」という現実が悲しくなります。
今までもそうですが、特に昨年の後半より円高局面から円安へ、株安から日本株の上昇へと資料を作成しセミナーやことあるごとに説明してまいりました。金融の基礎知識と世界のマーケットの流れから運用哲学に基づいて弊社関係者へはお伝えしてまいりました。今の株価上昇に疑念やネガティブな判断をしている人は銀行系のいわゆるアナリストに多いですね。つまり日本が今までのようにデフレや経済が低迷しているほうが銀行がもうかる仕組みになっていたわけで、金融の再編も銀行中心に進むことでしょう。このような流れは以前から指摘してきたことで、この流れを突き崩し直接金融の仕組みを作り育ててこなかった証券業界の自業自得です。つまり業界のリーダーがいなかったということです、この流れは変えることはもう不可能です。銀行中心、特にメガバンク中心の金融システム構造を作り上げた腕前はやはりすごいものです。私たちの予想通りに世の中が進んでいます、日本人の再評価が株価に表れてくるのはあと2,3年後かもしれませんが方向は見えてきましたのでこれからは前向きの発想と行動力が成功の秘訣です。本日もエネルギーあふれる方とお会いしお話ができました、こちらもなお一層元気が出ます。
本日の日経新聞「サーベイ」の記事を読んでいると、まさに記事にあるような内容の質問とデータを公表することが日本に専門家がいないことの象徴です。記事によると「運用に不安を感じるか」「年金運用の規制強化に賛成か」「投資顧問の監督強化に賛成か」などこのような質問に「いえ」と答えられる人がほとんどいるはずもないのにこのようなアンケート調査の数字が独り歩きしてしまい間違った世論を形成してしまいます。これは私がずーと分かり易く指摘してきたマスコミ人のレベルについてのコメントそのものです。弊社が主催するGPP(http://www.sedaito.org)では今週中に745名の全国会議員へのこの企業年金に関するアンケート調査を実施し、会員向けに公表いたします。要はこの件の国会議員の意識と知識を調査させていただき可能な限り企業年金の制度の健全な発展策を提案いたすつもりです。
因みに私の先生からのお言葉ですが「日本には専従者はいても専門家はいない」とのこと。つまりこのたびの企業年金運用の件では、アメリカでは通常景気の循環8年から10年の相場を経験して初めて「専門家」といい、日本では全く役に立たないアナリスト資格で専門家顔しているのが「専従者」だとのこと。なるほどその通り、原子力でもどこかの先生といわれている人でも日本では専従者しかいない組織が社会をミスリードしているのかもしれませんね。
因みに私の先生からのお言葉ですが「日本には専従者はいても専門家はいない」とのこと。つまりこのたびの企業年金運用の件では、アメリカでは通常景気の循環8年から10年の相場を経験して初めて「専門家」といい、日本では全く役に立たないアナリスト資格で専門家顔しているのが「専従者」だとのこと。なるほどその通り、原子力でもどこかの先生といわれている人でも日本では専従者しかいない組織が社会をミスリードしているのかもしれませんね。