GlobalHeart 社長Blog

株式会社グローバルハートの社長がお送りするBlog

未知の領域へ

2013年01月31日 | Weblog
いよいよ日本丸は大航海へと船出しました、進水式ではご祝儀も加わり円安、株高という華々しいスタート、ロケットスタートらしいですが、出発いたしました。

これからが船長や船乗りの腕の見せどころ、日本人という乗客をどこへ安全に連れて行ってくれるのか、ですね。
ただし、こんな大航海、ひょっとしたらほんとに明治維新並みの波乱万丈があるかもしれませんね。

一方では、世界のヘッジファンドが、日本の株や債券に仕掛けてきて大儲け、日本人は大損する、と想定されていますが・・・。というのは日本の金融システムはがちがちで何回も狙われて痛い目にあっても変えようとしない。金融の世界は「狩猟型」、我々実直な日本は「農耕型」、日本の金融資産を青い目か黒い目か知りませんが外人にもっていかれることが想定されています。大体日本には金融のプロはほとんどいない、金融の関係事務屋さんばかりなのです。

金融教育、投資教育を受けていない日本人は世界の非常識者。これは仕方ないとして、アベノミックスは金融政策のプロみたいなことを言ってますが、これこそ「未知の領域」へ私たちを導いているのです。正しい道へ進んだときはいいですが、これが少しでも狂うと今度は「奈落の底」、私たちは「乗客」ではなく「難民」となるのです。

兎に角、今日本で起こっていることがどういうことなのか、きちんと認識し対応しないといけませんが、大体の人は給料もらってるので今の生活が明日も続く、と希望的観測をする。ここが狙われるのです。

いつまでも「船のお客さん」という甘えは破り捨ててこの日本丸を支える「乗組員」という考えに一人一人がなれるか、一番の心配はマスコミのミスリードです。

第二次世界大戦は朝日新聞が煽った、1980年代のバブルは日経新聞が煽った、とは世の中の常識ですが、果たして未知の領域を案内するいいナビゲータが登場するのでしょうか?

何がどうなっても生きていける、金融ではない「ヘッジ」を今私たちは考えて実行しています。日本丸が漂流しないように、きちんと目的地に着けるようにある取り組みを始めました。

また今度ご披露します・・・・。

「介護施設における社会貢献ポイント制」

2013年01月29日 | Weblog
最近、考えます。もしかして今事故にあって働けなくなったら、大地震が来て建物が崩壊したら、親がけがして寝たきりになったら、空の星が落ちてきたら、太陽が爆発したら、原発が爆発したら、とか考えたらきりがないですね。また、こんなこと心配していたら生きていること自体が心配になり気が狂いますので皆さんあまり考えないようにしながら色々なリスクに用心、準備しているのが普通だと思います。

しかし、この頃「長生きのリスク」という言葉を耳にします。日本人の感覚だったら「長生き=長寿=ありがたいこと」で平均寿命50歳ぐらいのときはそう思っていたのでしょうが、普通の健康体の人は男女80歳以上まで生きるのが今の日本人です。

私、企業年金の仕事をしており、介護施設も全国見て回り、周りに介護士の方も多くおられお話をお聞きします。自分も人生半分以上過ぎて、行く道ですから他人事ではありません。

要は自分が年取ると動けるうちお金のあるうちはいいのですが、人間の宿命として動けなくなりお金もなくなくなったらどうするのか。これ、保険会社の営業の常套句で他人の不安をあおり、ビジネスに結びつけるわけですが、まあ、その保険で助かる人もいるのであまり悪口は言いたくありませんけど(個人的には日本の保険の営業やその仕組みは大嫌いです)、いざとなった時にどうするか。ここで国家というありがたい仕組みがある、わけです。つまり社会保障制度です。

しかしながらその社会保障制度は基本的にすべて「お金」で決めようとするのが世の中の常識です。私、気でも狂ったのか最近このブログで何回か書いていますが、お金でだけではなく(もちろん社会の基本的な仕組みは貨幣経済でいいのですが)生まれてから動けなくなるまで「社会貢献事業」をポイント化し、若いうちに貯めたポイントを介護施設で使える、またある基金を設立し、企業が社会貢献事業として認定したことをある人がしたら「買い取って」もらいその基金にその人の名義で寄付してもらう。其れも自分が必要な介護施設に入った時に利用できる、また基金に寄付する。

日本人みんなでこんなわけ分からない事をやるわけないでしょうが、社会保障を何でもお金、保険、金融商品で、なんて古いのではないか。インフレやデフレや株や債券や、こんな難しいこと我々日本人には無理、ではないか。「投資教育」とか株式の話をすると、経済の話ではなく「胡散臭い」と直感的に感じてしまう日本人はアマチヤの金融マンに看板だけでだまされる。これは直しようがない。ほとんどの日本人には金融商品の運用は無理、私たちの勉強会でも正直ごく少数でしたよ、きちんと学習し理解され、ご人格もしっかりしていた方々は・・・。

日本の教育の構造がそうなってるので、掉さしても仕方ない、です。ならば、ということで前述の「社会貢献ポイント制」。これなら「陰徳あれば陽報あり」で日本人好きなはずだし、社会も回る。このポイントはお金ではないので利子もつかなければ減りもしない、金持ちも貧乏も無い、空いた時間に社会貢献する、気分もいい、老後の施設もサービスも確保、まあすべてこんなにうまくはいかないでしょうが大いなる実験、やる価値ないでしょうか?

こんなシステム、つくって参加したいと、思う人、「この指止まってくださいませんか!」。

「ビジネスモデル特許Ⅰ」

2013年01月28日 | Weblog
世の中は知的財産の時代、つまり知恵を使う時代です。アップルのスティーブ・ジョブズがアイパッドを世の中にだし、世界的な革命を起こしました。日本では部品は製造されていますが、基本的な機能のシステムは考え出せなかったのが今の家電業界の現実です。土曜日のNHK9時からの「メイドインジャパン」はそういうことを描くのでしょうかね。

アイパッドや、アイホーンを利用してみて、また家の中やホテルに宿泊してみて、ふと気づいたことがありました。まず、家の中
・テレビ、エアコン、電燈、ビデオ、のスイッチがそれぞれのリモコンを別々に使う。家族がいるとそれぞれの移動先にそのリモコンを置く。・・・・そのたびに、どこへ行ったか探す、けんかになる、など経験ありませんか?
・リモコンの操作、機能が多すぎてわからない、また年取ると目が見えなく、字が小さく、指が震えたらボタンをちゃんと押せない・・・イライラしませんか?

ホテルの宿泊先
・家と同じく、どれがテレビ、エアコン、電気、のリモコンか、訳わからず、イラッと来ませんか?
・近くの地図や、目的地への行き方、海外の場合、説明文が外国語、外国人が日本に来て、日本語、わかる?英語分からない国の人もいるよ。

という不便さが解消できないかと思い、スマホかタブレットのアプリで指で全部操作できて字も大きく、絵でわかりやすく、ホテル案内や周りの地図も外国語の変換ができないか。

そこでスマホやタブレット一つで家電製品のオン、オフ、字や地図の拡大、言語の返還ができるアプリの開発特許を昨年出願しました。そしたら今日のニュースで「外出中にスマホで家電操作、経産省が規制緩和・・・」との報道が流れました。つまり、スマホで家電製品を遠隔操作できる、ということですよね。

<特許の内容>
1、出願種目 特許
2、包袋番号 貴社NO
       当所NO.P12-159
3、出願日  平成24年7月27日
  出願番号 特願2012-167128
4、名称   遠隔操作装置
<技術分野>
本発明は遠隔操作装置に係り、特に、多種類の機器に対する遠隔操作制御を1つのタブレット型の操作装置により操作制御し得る多目的機能型遠隔操作装置に関するものである。

・・・ということで世の中変化のとき、何がどう変わるか、デフレマンには分からないことが今後たくさん起きる、ということがわかる時代です。

明日か明後日、他の全く異なる「ビジネスモデル特許Ⅱ」がグローバルハートより申請されます。

財産はお金だけではなく「知的財産」も有ります、そしてIPS細胞の特許のように他の利己的な人や組織に独り占めされず人類の発展のためにとる特許もあります。ほとんどすべての人が自分や自社の利益のみを考えてお金を儲けるために取る、ことが普通の世の中、IPS細胞の山中教授のお考えが人類を発展させるのですね。

まあ、私みたいな小人は「夢のまた夢」ですが・・・・。
      

「お金の奴隷」

2013年01月26日 | Weblog
私たち人類は「貨幣」という道具を発明し格段に進化した、とNHKの報道番組が以前ありました。なるほど物々交換から貨幣の時代に代わり移動するときに貨幣(お金)を持っていればどこへでも行けた、つまり物の価値が貨幣にかわり人は貨幣(お金)を持つことに執着する。今は、電子マネーも普及しポイントなどお金に代わるものも登場しています。

また、資本主義社会という制度も発明し、資本イコールお金が物の価値を表し、資本を増やすことが絶対条件の時代に生きています。

交換の手段としてのお金であればただの道具なのですが、これが困ったことに人の心まで変えてしまう。お金があれば贅沢に暮らせる、楽ができる、どこへでも行ける、つまりお金万能の時代お金を求める時代に入り言葉は悪いですが「お金の奴隷」とも言えるかもしれません。

でも、お金で人の心は買えない、わけで(最近は分かりませんが)そんなに万能ではないかもと考え始めたのが、私は最近ではないかと考えます。

今社会保障制度、年金、介護、医療もお金があれば十分な対応をしてくれますが、日本国民皆が全員大金持ちになれるはずもなく、また社会保障制度があるから日本国が成り立っていて安心して働き過ごせることを考えると社会保障制度はお金だけで考えて構築してはいけないのではないか、と考えます。

つまり、若いうち、働けるうち、元気なうちに行った社会貢献(介護の手伝いとか、道路の清掃とか、その他の社会貢献、公共サービスの手伝い)をお金ではなく「ポイント」として換算し、自分が社会保障を受ける時にそのポイントを使う、これは譲渡できない、換金もできない、とすると元気なうちに社会貢献したらそのお返しが自分の将来に帰ってくる、どうでしょうか、ありえませんかね?

貨幣価値はデフレやインフレで変わる時代、だれが将来の貨幣価値など予想できるでしょうか?将来が心配だから貯金しましょう、保険に入りましょう、とお金さえあれば安心幸せな老後が受けられるという幻想をお金で惑わしているのが金融機関の実態ではないでしょうか。

つまり、人生は「お金」を求めることだけではなく生きがいを追求する「舞台」だとするといい社会にになりませんかね。お金を求めることが「悪」なのではなく、「お金の奴隷」になることが「悪」だといいたいわけですがほとんどの方々が「それは理想論で現実はお金だよ」と言うに決まってます。

しかし、その理想に向かってある集合体を創り、実際行ってみる。やらないであきらめ、また他人を非難するよりいいのではないかという理想を追及してみる、これがチャレンジではないかと考えます。

社会貢献という事象項目を、其れこそ「何とか委員会」という日本特有の第三者委員会、有識者委員という方々がいるのですから、そういう人たちにお願いする。自分で空いた時間、できることに参加し社会貢献ポイントをためる。そうすると行政の無駄も少なくなり、税金も上げなくて済む、そういう具体的な仕組みづくりをGPPホーム、「世代党」を創る会のGPPホームで始めたいと思います。

若い世代が老人の介護の手伝いをし、それがポイントとして自分の時代に使える、お金だけではない何か新しい社会保障制度ができるといいと思ませんか?


厚生年金基金の解散

2013年01月25日 | Weblog
昨日、厚労省にて専門委員会が開かれ「厚生年金基金の制度廃止」を求めることで一致した、と本日の報道でした。また、赤字基金が解散するのに必要な資金の一部を公的年金の厚生年金から補てんすることは「認められない」とのことでした。

これで厚生年金基金は廃止、不足額は自己責任となる。これは私たち「世代党」を創る会のHPで運動してきたことがそのまま適用され、当然のことですが正義が通りました。まさか、これをひっくり返すような人や組織が出てきたら法治国家、近代国家ではないことで世界から笑われ、無視されます。

其れならば、不足のある基金はどうするのか?自己責任で埋めていくしかありません、各企業が払えなければ差し押さえ、強制徴収です。

この制度、完全に時代遅れの制度、成り立つはずがないのに続けてきた企業の責任です。この50年、日本の社会では「確定利付き」の発想で何もしないことがまかり通り、最後の付けを払わされる、しわ寄せは企業と社員。企業は国が悪い、かのうような発言をするところが多いです。

私たちより上の世代は今の年金制度で滑り込みセーフですが、40代、30代、20代は今後どうするのか。今まで、企業年金を食い物にしてきた金融機関はどうなのか、また年金金融商品を売って、儲ける算段か。

年金を民間が扱ってはいけません、日本という国の基幹(根っこ)をつかさどる制度は国家が管理すべきです。

またもや「想定通り!」

2013年01月23日 | Weblog
少々、はしゃぎすぎはご勘弁いただきたいのですが・・・。誰か私に「どーした?」と聞いてください、「またもや予想通りです!」と答えたいのです。「何が?」と聞いてください、「2月よりLCCで成田から鹿児島まで片道4,590円になるのです」と叫びたいのです。

現在JALやANAでは片道37,000円程度です、それが7.5分の1になるのです。1日1便ですが、それでも長年の夢、お袋が生きているうちに交通の地域間格差が狭まるのです。
大体、日本の国を移動する料金と海外へ行く料金が国内が何倍も高いのは理不尽、何とかせい、と恨み節をほざいていたのですが、夢がこんなに早く実現に向かうとは、本当に世の中の変化のスピードが早くなっています。

私、2011年3月15日に「南九州大隅半島経済改革」概論という約50ぺージの小冊子を編集しました。
これは当時から10年後2021年を想定して書いたものです。2011年、TPPの話が始まりこれから10年先のの鹿児島県大隅半島の経済や生活がどうなるのか、今どうしないといけないのか、を考えて書いたものです。

これで(LCCの就航)で東京と南九州地域との時間的格差が小さくなります。ということは私がこの本で書いたこともどんどん早まるのです。私たちの想定2023年、日経平均株価10年で10倍の10万円、名付けて「トリプルテン」構想がありますが、私たちの想定がどんどん現実に近づいています。

「LCC、それがどうーしたのよ」と聞いてください、「これからとんでもないことが起きる」のです。東京はアジア全体を見れば東の端の一地方都市になるのです。ソウル、北京、上海、シンガポール、ベトナム、ミャンマー、インドネシアそして東京。「では本土からこれらのアジアの大都市に一番近いところはどこ?」と聞いてください、「鹿児島です、それもきれいで安心な水や空気、気候も温暖、温泉有り、あと黒豚、鶏、黒毛和牛、お茶」があるのです。無いのは、情けないかな「改革への情熱」ぐらいでしょうか、ただし、明治維新をやり遂げたDNAはあるでしょうから期待はできそうです。

つまり、「振り子の法則」どおりこの50年間の東京一極集中に変化が出てくるのです。名古屋、大阪ではないのです。この時期に鹿児島、宮崎から偉人が出てこないと「歴史小説」にならないですが・・・。

これから南九州はどうなるのか、どうしないといけないのか私の小冊子に書いています。もし、このブログお読みの方でご関心ありましたら差し上げます。なに、「いりません(-¥-)」。そーでしょうね。

3年前にグローバルハートの関連会社として「株式会社南九州開発機構」を設立し、様々な準備、人材、商品の開発、を手掛けてきました。

これから超高齢化社会を迎える大都会周辺、高齢化現象のピークが終わった地方、今後どういう社会になるのか私、「想定済み」です。

漂流老人

2013年01月22日 | Weblog
一昨日、日曜日の9時からのNHK特集。超急ピッチで進む高齢化社会、親兄弟、親戚、伴侶もなく「特別養護老人ホーム」へも空きがなく入れない。子供がいても一緒に生活できない、病院や介護施設を短期間に移らざるを得ない。そういうドキュメンタリーの番組でした。

あるご老人へ行政の担当者からの質問「自分で声が出なくなりどうしようもない時に、延命治療を受けますか、それとも自然体にしますか?」と「延命治療をお願いします」でした。貯金も世話してくれる人もいない、老後。私の世代50歳代以上の人には身につまされたのではないでしょうか。そして介護する子供さん(と言っても高齢者に近く)も事情があり、働かざるを得ず親の面倒をみれない、痴ほう症のお母さんの手を握り涙を見せていました。

自民党は社会保障会議を参院選後の8月に開始するとのこと。経済、社会保障どれも喫緊の課題ですが、今の日本にウルトラCを期待することもできず今後どうなるのか心配と不安が益々大きくなります。今の社会経済の閉塞感は将来設計が見えず、デフレマインドが続いていることです。個人商店や中小企業は今日、明日、今月、来月どうしようか、親の面倒と自分たちはどうなるのか・・・。

国は2020年まででしたか?特養ホームを60万個作る計画とのこと、何故これからなのか、今までわかっていたことなのに対応してこなかったのは誰の責任か、を問う前に政党や政治家を選んで委託したのは私たち個人個人。

このまま施設を作って喜ぶのは建設会社や不動産会社、介護ビジネス会社ぐらいでしょうか。要は「仏作って魂入れず」となる今後の社会システムは異なる方向へ行くべきです。老後にお金と資産が要らない社会システムづくり、知恵を出せばやれます。「お金」があれば老後も安心、という社会システムを根本的に変えなければ、皆が老後のためにお金の亡者となりお金の奴隷となります。

現役時代から「社会貢献事業や行為」にポイントを付与し、その累積で老後の生活が自分で選べる、とはならないでしょうかね。今後インフレに、もしなれば貨幣価値は下がり、結局お金持ってても品位ある老後は過ごせません。それより若い時代から社会や人に貢献し、皆が認める行為に対してポイントを付与する。お金もらうより他人から感謝されてその上老後の心配がない、となればどういう社会になるか。考えただけでも楽しくなるのは私だけでしょうかね?

資本主義社会では資本を増やす、お金を稼ぐことは当然必要ですが、社会保障政策ではお金の量だけで考えると成り立ちません。誰も「漂流老人」になりたくありません、せめて老後は親も子も「品位」ある人生を願っているはずです。

「文明の錯誤」=「人類の錯誤」

2013年01月20日 | Weblog
今、薬草を育てています、昨年の12月からですが・・・。南九州地域に昔からありながらその効能が未解明、先祖の言い伝えでなんとなく伝えられていましたがこの時代になりようやく科学的な検証がなされ理論が構築されつつあります。本来なら南九州の風土で育てないといけないのでしょうが、観察の意味もあり、鹿児島に2本、東京の自宅に4本、東京では出来るだけ鹿児島の気候に合うよう、日中は義母に面倒見てもらってます。おかげさまで東京の4本が新芽がどんどん出てきて育ってくれています。そういう訳で本日日曜日ですが、以前読んだ本に「動植物の基本的な育て方」を思いだし会社に取りに来たついでに読みふけっていると話がどんどん広がり、本日の日記となった次第です。

「植林するときに、よい土壌のところに豊かに肥料などおいて地力の培養などして、そこへ苗木を植えるようなことをやったら、かえってよい苗木はできない。そうすると、いたずらに苗木が伸びてしまって、材質が柔らかくて、風水害、害虫などに弱くて根が張らず使い物にならない木になる。本物の美材を養おうと思たら、苗木の時期に少し地味悪いところに密植する。そうすると根同士がお互いにこんがらがって、まごまごしていたらやられてしますから、生存のために闘う。生の力が強くなる。それで苗木が苦しめられ鍛えられるわけだ。そのちょうどいい時期を見計らって(その時期を誤ると、今度は痛めつけられてしまっていじけてしまう)今度はそれを分植する。少し、地味のいいところあるいは適当な肥料を与えてこれを分植する、そうするとぐんぐん伸びる。」

これは人間も同じ、つまり子供の時にきちんと鍛えておかないとちゃんとした大人になれない、ということですが、我々人類は文明が発達する中で、ちゃんとこのように解明していても実際やっていることはこれと真逆なことをやっている。このような矛盾が益々進んでいる、と今から16年前に発行された本に書いてありました。

また、この本では「バイオトープ」という考え方が紹介されており、私の結論から言わせてもらいますと、今から50年前の都市工学の先生が今のアマゾンやグーグルの商売、広告戦略をそのまま表しています。バイオトープとは「生物が自然に生きるために必要とする領域、つまり聖域」のことですがアマゾンやグーグルの成功への戦略は一人一人へ物を運ぶ、提供する、宣伝するということ。実に人間の心理や生物を研究し、ビジネスを組み立てる西洋人に脱帽ですね。

これらの考え方の原点はすべて「東洋思想」からきています。東洋思想だから「薬草」ではなく、そんな短絡的な発想ではなく、私たち現代人、日本は人口減少のスピードが世界一ですから、都会人は特に一人一人が生き方を、この50年とは違う生き方を考え実行しなければならない、ということかもしれません。

薬草の話から、とんでもない壮大な話になりましたが、人類で一番進んだ生き方が日本で試されているのかもしれないのです。人口の地球上のキャパシティーは10の10乗つまり100億、100億に近づくと物事が自然に減少していくつまり人口も減少するのが真理らしいです。人類の今までの矛盾、問題の解決を進めることを私たち日本人に神様がチャンスをくれた、と考えたらどうでしょう、偉大な民族日本人に。いつまでも自虐的な思考はやめて、少々いい加減ですが「インフレマインド」で心を大きく、おおらかに!といけませんかね?

TPP交渉と耕作放棄地

2013年01月19日 | Weblog
今日のBS朝日10時からの田原総一郎さんの番組、林農林水産省大臣が出演されていました。わかったことはTPPってまだ何もわかってないんだな、ということが分かった。ということでしたね。ではなぜ交渉する前から自民党の半分以上が反対なのか、わかりません。それぞれ情報通がマスコミで発言しており、それにいちいち反応するほうがおかしいということがわかったような気分です、何か裏で別のことがすすんでいそうな、そんな勘繰りをしたくなりそうでした。

TPP交渉が始まることが日本の農業や食糧生産にどのような影響があるのか、本当はみんなこのことを知りたがっているのではないでしょうか。特に地域経済は農業に依存しているし、少子高齢化や働き手の不足で農業を続けることができ無い状況の今。

私の実家にも「田んぼ」があります。以前父が存命のころは人に頼んでコメを作り、東京まで送ってくれていました。ただ周りも高齢化し、実家の田んぼもその隣もこのままでは今年から耕作放棄地となります。

年末年始鹿児島の実家に帰り、自分の足でかなり遠くまで昔の田んぼ地帯を歩いてみましたが、予想以上の「耕作放棄地」でした、寂しいものです。

お役所や都会の消費者、評論家の皆さんはこういう現実を本当に体験しながら「物事を発言して」いるのでしょうか。耕作放棄地を何とか、とか農業・農家を守るとか、日本の文化や四季、自然を守るとか、きれいごとが多すぎるような気がします。

誰も好き好んで放棄地にしているわけではなくそうせざるを得ない事情があるのです。自然を相手にし、暑いときも寒い時も外に出て、雨が多い、とか少ないとか心配し、農業を続けている方々は大変な苦労をして作物を生産されています。

今の若者が農業を選ばない、できないといっても過言ではないでしょうがこれは若者のせいではなく日本全体の責任として、何とか農業を強くし、産業として再生してもらわなければ「食糧戦争」で日本国民が生きていけなくなる、可能性があるぐらい大変かことだとみんなが認識しないといけないと思います。

趣味の「野菜作り」と本当の農業を同じ次元に考えては大きな間違いです。今年から私も自分のうちの田んぼを何とか自分で人に迷惑かけず維持していくつもりです。耕作放棄地をどうしたら再生できるか、頼りない知恵と軟弱な体を使って自分でやっていきます。

ザ・デフレマン

2013年01月17日 | Weblog
西暦2000年の直前、ある時期にアジアの一画日本という小さな国に誰の仕業かわかりませんが「デフレ菌」という細菌兵器がばらまかれました。この国ににはどういうわけか今から68年前に世界で初めて原子爆弾いう人間に対する最悪の爆弾が投下され、その歴史的な悲劇を背負いました。そして何百万という人命と明治維新以降積み上げてきた富も雲散霧消しました。

このデフレ菌は日本の隅々まで拡散され、それまでの拡大再生産、経済成長を止め資産価値が下がるための効果がある細菌でした。実験的にばらまかれたこの細菌は思わぬ副作用があることが発見されこのまま放置すると全世界に広がることの危険性がようやく世界的な機関から警告され、世界中の国が日本のデフレ菌に注目してきました。

この菌、思わぬ副作用とは、経済社会は表面上今まで同じでそう大きな変化は見えないのですが、恐ろしいことにこの菌に感染した人間は「デフレマン」に変化しバイオハザードの映画のように人に襲い掛かりこの菌を広め、最悪人類滅亡の可能性が出てきたのです。

デフレマンに変身すると、昨日より今日、今日より明日のほうが物の価値が下がるため、現金を持つことと、変わったことをしないこと、つまり何もしないほうがいい、という体験をし脳が洗脳されてしまうのです。その結果としてデフレマンは何もしない理由とか新しことにチャレンジしない理由を考えるのが得意となり、周りに感染していきました。

20年かけて作り上げたデフレ菌は経済という細菌の研究者によっても対抗する菌を発見することができず、その間やる気のある若い尊い人材を見殺しにし、IT革命の流れを自ら止め益々日本という国を食いつぶしていきました。

デフレマンはみんなが平等に貧乏になり、縮小均衡するのを望みました。そして貝の中に閉じこもり誰かがいつの日か救済してくれる、と下を見て祈っています。

そしてある日デフレ菌をやっつけるスーパーマンがやってきた、と勘違いし一時期喜びました。ところがデフレ菌を退治する新しい細菌は未知の菌なのかどうかわからずまた疑心暗鬼となり、また「何もしないこと病」が蔓延しました。

原子爆弾という人類最悪の体験をし、またデフレ菌に侵された日本というアジアの小国はこれからどうなったか・・・、どなたかこの続き書いてみませんか?