GlobalHeart 社長Blog

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古いものと新しいもの

2012年12月11日 | Weblog

なかなか世の中はそんなに急には変わらないものです。特に日本の社会では「一所(生)懸命」一つのところに命を懸けるというくらい狩猟民族のように転々としないものらしいですね。

今日載せています画像は「歌舞伎座」のビルです。古き良き伝統を守ることも大切ですが、発展させていくことはもっと大変です。出る杭は打つし、前例主義はまかり通るし、長いものには巻かれるし、寄らば大樹を探すし、でこのような日本の現象を表す言葉は往々にしてネガティブマインドがあります。

銀座の銀杏並木にそびえたつこの近代的なビルの中に日本の伝統芸能が入ります。そして超近代的な設備の中で日本の伝統芸能を楽しむ人たちでにぎわくことでしょう。

しかし、食べるものや飲むのも、着るもの、住むところがあるうちはそういう変わらないものを楽しむ余裕があり、新しい文化が育まれるでしょうが今はどういう時か、を真剣に考えると、どーしても現状維持は財政的金銭的に難しい時代にこれからはいると多くの心ある日本人は感じているはずです。

世代間格差を自分たちが被害者のごとく叫びつつ、世間の注目を集めようとしている輩もおり、また自分達の不遇は上の世代が悪い、社会が悪いと悲観論に逃げる若者もいるやにききますし、そういう傾向も最近多く見かけるようになりました。

タバコは古い葉っぱと新しい葉っぱのブレンドが一番うまい、と昔50年たばこ栽培にかかわった親父から教わりました。

世代間の不均衡はあるにしても、その解決は日本人が日本国の中で話し合い融通しあいながら解決していくことが肝要で、いたずらに被害者意識を高揚させ、煽るものではありません。

「和を以て尊し」という言葉はありがたく飾っておくものではなく、日々実践するものだと感じています。

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