GlobalHeart 社長Blog

株式会社グローバルハートの社長がお送りするBlog

確定拠出年金

2013年10月30日 | Weblog
27日の日曜日日経新聞一面「確定拠出年金掛け金上げ」

厚生年金基金解散が今後進みますが、その受け皿の一つになるように政府のほうで確定拠出年金の非課税額を2割から3割程度引き上げる税制改正を今年の12月の税制改正で出す、とのこと。

新聞によると「貯蓄から投資へ」の流れをつくるとのことですが、これは私が今までずーと想定し行動してきたことです。世の中のトレンドをしっかり読み、自分で考えるとこれからの社会保障制度特に企業年金は確定拠出型へ進まざるを得ない、ということですね。

今日もNPOのほうに相談あり来社されましたので、よくお話をお聞きすると確定拠出年金はほとんどの人が理解していない。これは想定されていましたが法律を作っても企業は投資教育を行わない、加入者も当事者意識がない、ので仕方ないのですが、本日の件は
強制移換期間が7年、でした。その間手数料は取られ加入期間にはカウントされないという不利益をこうむるわけです。

まだ相談に来られたから今後どうしたらいいかご理解いただいたようでしたが、ほとんどの人が何をどうしていいのかわからない、状態です。

国策としてインフレへ向かっているわけですから、きちんとした「公共教育」を受けないと不利益を被るのは自分自身です。

グローバルハート社の時代到来です!!

日本人と東京人

2013年10月29日 | Weblog
一昨日の夜10時くらいでしょうか、帰宅途中駅から出て最初の横断歩道で青になるのを待っていると反対側の歩道で人がたくさん行き交う中、だれかが倒れて動きません。人が大勢その場を見ながら通り過ぎていきます。
15秒くらいしたら若い御嬢さんが支えお越しようやく倒れた人が起き上がりました。

信号が青になり近づくと90歳ぐらいに見えるおばあさんでした。女の子に支えられて歩き出すのかなと横を通りながら見ていると動きがありません、怪我でもしたかのかと近づいていくと大丈夫ですとの声が耳に入り過ぎ去ろうとしましたが
ふと振り返ると女の子も困っていました。たくさんの人がその横を通り過ぎ見ていないようなそぶりですぎていきます、10メートルぐらい過ぎて引き返し事情を聴くとしっかりした声で大丈夫です、大丈夫です、と何回も。

見ていて大丈夫ではないので「おばあちゃん、どこまで帰るのですか?」「・・・小学校の近くです」「それなら方向が同じだから私が連れて行きましょう」となり、起こしあげてくれた女の子にはお礼を言って帰しました。

ところがこのおばあちゃん、半歩づつしか歩けない、ことが解り10メートル歩くのに5分ぐらいかかる様子。「おばあちゃん、歩くの大変だからおぶいましょうか?」「いいえ、人様に迷惑をかけるわけにはいかないからいいです」とキッツパリ。

私も正直早く帰りたい気持ちもあり、ほっとけない気持ちもあり、とうとう普段なら10分で帰り着くところ1時間半かかりました。

おばあちゃんは右手に杖、左手に傘を持ちそれで支えながら半歩づつ歩く、それを私は左手を支え右手で肩にあてとことこ歩く。身長というか背骨が曲がっており120センチぐらいでしょうか、私は180センチあるのでこちらも背中を丸めての
珍道中でした。

途中色々と話をしましたが、一回も顔が見えません。「おばあちゃん、なんでこんな夜にであるいたの?」「大家さんとこに用事があり・・・」「家族は?」「4人子供がいるけど皆出て行っている、家には足の不自由なおじいさんが待っている」
と、正直会話が成り立っていたので徘徊ではないとわかりましたが、家のあたりに近づくと目当ての家がない、そこでどうしようか、迷いましたが、そうかスマホがある。「おばあちゃん、住所わかる?」「品川区大井・・・」すかさずスマホで
検索すると、曲がり角が一つ違っていただけでした。

ようやく家にたどり着く、ところが一戸建ての家の入り口がセメントの階段。こんな階段いつもどうしているのか、見ていて登れそうもないのでもちあげて入口へ。知らない人が見かけたらおばあさんを襲って強盗に入る様子に見えるようなシチュエーション。

鍵は空いており、おばあちゃんが「おじいさん、今帰りました」「おかえり~」と遠くのほうからの返事。そこで私のお仕事ようやく終わり帰宅でした。

この件、後からよくよく考えてみると、田舎ならいや普通の人間なら倒れているおばあちゃんを横目で見て過ぎ去るのは本当の教育を受けた日本人なのかと疑います。もし田舎のみちでおばあちゃんが転んでいたら誰かが助けるだろうと、と私は思います。
東京人は日本人ではなくなっているのではないか、東京は地方の出身者の集まりではないか、田舎の人が東京に出てくると日本人ではなくなるのか、ということを考えてしまいました。

また、これから高齢化が急ピッチで進みます。子供がいても親の面倒を見ない、なら公がしっかりするしかない。老老介護がどれだけ悲惨か。

東京はお金を稼ぐだけの社会であっていいいのか、そういうことしか教えてこなかった先人に責任が大いにありますがこれからの社会はお金を追及するのではなく「幸福」を追求する社会へ大転換する必要がるのではないかと、つらつら考えました次第です。


素晴らしい人たちに勇気を頂いて感謝!

2013年10月26日 | Weblog
世の中捨てたものではない、ということを最近実感しました。

いつも私このブログをとおして勝手に社会批判、みたいなことをつぶやいています。確かにこの国の在り方には大変な問題が内在していますが最近素晴らしい人のお話と出会いがありました。

それぞれ年代が違うのがこれまた奇妙なのですが・・・。

①現在15歳の少年A君、ずば抜けた頭脳の持ち主で(個人が特定されると影響があるので伏せます)すが、家は貧しく(これは父親の体たらくが原因)図書館で本を読むのが好き、何故ならお金がかからないから。アインシュタインの考えた論理が10だとすると
今、3ぐらいのレベルは理解できているとのこと。もちろん学校の成績も大変なものですが公表されると、ねたみ、嫉み、僻みでいじめられる。とにかく学校の先生よりできるのですから周りがほっとくはずがありません。しかしながらこのような稀有の天才を
育成するプログラムが日本にあるのか、このような日本の頭脳をほっておいていいのか、平等平等などと悪平等に縛り付けられたこの少年を何とかそっと資質を伸ばす方法は無いのか、おせっかいながら少しだけ調べて動いてみましたが、結論からいうと日本では
この少年の能力を自然に伸ばしてやれるシステムは無いのかも、という状況でした。まだ間に合いますのでこの少年A君が素晴らしい日本の宝となり人類に貢献できる立派な人になれるよう微力ながら陰でおせっかいを申し出たいと考えています。どなたか賛同者
集まれ!

②現在24歳の女性Bさん、スポーツ万能、幼少のころよりクラシックバレエを習い今でも続けている。日本の高校を卒業後イギリス、ケンブリッジ大学に現役合格、その後オックスフォード大学にて医学を専攻。日本に一時研修帰国、その時に友人の紹介で知り合い、将来の
進路について悩みある、とのこと。私の下の娘と同じ年のためにまたおせっかいの虫がさわぎ、最近ご縁を頂いた会にて日本人初めてのケンブリッジ大学医学部元教授とご面識頂き、事情を話し夕食を取りながらの歓談セッティング。結論から言うと、日本の医療業界
は患者を見ずにデータとパソコン、そして組織の上を見て仕事をしている(良心的な先生ももちろん多数でしょうが)傾向が強い、本当に患者のためを思う医者になるためには海外にいたほうがいい、ときっぱりアドバイス。この話に24歳のうら若き娘さんは(頭いいですから)
ピンときたらしく、目の輝きが違ってきました。こういう素晴らしい若手には日本で貢献していただきたいですが、本人の将来を考えると閉鎖的な日本社会よりも海外での活躍がいいかもしれない、とその場にいた人たちは皆そう思ったことでしょう。

③現在53歳Cさん、私と同じ年。最近超一流企業を退職し転職。社内の同期では常にトップの成績で将来は社長候補。このままステイタスに縛られるよりはもっと自分の思うことを実現していきたいと、ある会社の副社長で指揮を執ることに。
今のご時世、大企業のほうがはるかにいい生活で安定するのに、狭い道を選択した。周りは色々言うでしょうが、この心意気にバンザイ!先日転職祝いを3人でやりました。日本のとんでもない金融業界を変える原動力となりそうな期待が出てきました。

④現在70歳のD先生、②で書いた先生。私利私欲ではなく、日本の医療業界を何とか変えていかないといけない。そのためには周りから何と言われようが、どんないやがらせを受けようが信念を貫くとのこと。製薬業界、医療業界、厚生労働省、この鉄のトライアングルで
今後一番困るのは国民、特に薬を大量に出しいかにも正義の味方のような振る舞いで、医療費の高騰とくすり神話を作り、田舎の病院は老人ホームより老人が多い現実を何もしない行政。ここに立ち向かうのですから命の保証がありません。私も協力を求められ
畑違いで格違いではありますが年金額が少なり税金が上がる時代、心意気に賛同し協力させていただくことになりました。

⑤現在78歳のE先生、大手商社勤務後53歳で退職、その後ビジネス社会の経験を生かし大学で教鞭をとられる。世界的なビジネスの仕組みを熟知しており深淵化のためにある会を22年継続。教鞭も大したものだが(私も現在先生のビジネススクールで講義を受けています)
今でも現実のビジネスについても嗅覚が鋭く行動力も旺盛。こんな人がいるのかと面喰っている。ありがたいことに私の郷里の大先輩で今の私のビジネスもバックアップしていただいている。この先生の会は90代、80代の日本でも超有名な人物が顧問として名を連なれて
いますが決して癒しの会ではありません。常に新しいビジネスの構築と人材を育てるシステムを継続されており、そういう大先輩の脈々たる指導が目に見えなくてもこのような会にいい人材が集まるのだと感心しました。50過ぎはまだひよこ、人は年齢ではないということを
いま教えられています。

恐ろしい医療行政

2013年10月24日 | Weblog
月曜日、21日に弊社の記事が新聞に出ましたのでニュース画面にアップ致しました。ご興味ある方はごらんください。

さて、兎にも角にも恐ろしい時代が到来している。

健康診断、早期発見・早期治療の美名のもとにとんでもない既得権益と収益構造があるらしい。

年金安全神話、原子力安全神話が白日の下にさらけ出され崩壊したように健康安心神話もとんでもない構造があるらしい。

7年ほど前に血圧の上限値が160から140になりこれで高血圧患者が一挙に2000万人増えたとのことです、お陰様で自分も高血圧と診断され死ぬまで薬を飲みるづけないといけない、と言われ脅されてきました。

本当にそうなんでしょうか?テレビのCM巨額の宣伝広告費を使っているのは製薬会社や保険会社、自動車会社など。

すべて世の中の役にたつ、という触れ込みです。

医療費が2006年28兆円から2025年は48兆円(2006年推計)と言われています、最近はもっと多くなると想定されています。

年金が減り、医療費が上がる、税金も上がる、日本人をアヘン戦争のように薬中毒にし基準をきつくして皆病人にしてしまう今の医療行政と医療関係者、これでいいのかいいわけがないのにマスコミも何も報道しない。

ようやく、心ある医療関係者たちが真実を暴き不正を正す行動に出られる、との情報がありますが国民皆で応援する体制が必要です。

日本の社会保障制度は世代間で支えあっていかなければならないのに、声さえ出てきません。

何か恐ろしい日本人奴隷化政策が進んでいるのでしょうか?それとも考えすぎ、でしょうかまた自虐的すぎ、でしょうかそして悲観的すぎ。でしょうか?

企業年金改革

2013年10月20日 | Weblog
昨日の日経夕刊トップ、本日の日経朝刊トップ、それぞれ企業年金改革の記事でした。

夕刊記事は、日本の大手企業が確定給付企業年金から確定拠出企業年金へ移行している、理由は運用難と新会計基準の影響。また本日の朝刊記事は厚生年金基金解散の記事と解説。

厚生年金基金解散では加入者と受給者合わせると約700万人に影響を与え、加入者は一人当たり約470万円の年金額減少が起こる、これは同意事項ですから従業員の賛成同意が必要となります。

今までもらっている人はセーフ、これからの人はアウトというはっきりした制度改革に皆さん同意できるのでしょうか?

年金受給額の多寡という問題だけではなく、このような結果になった制度を継続してきた「不作為の作為」、薬害エイズ問題を彷彿させる現象をまた繰り返す。要は根本が腐っているからいくら取り繕っても
同じ過ちを繰り返す。

アベノミクスの成長戦略は規制緩和や新産業創造だけでなく、根本を変革すること。これが無ければいくら枝葉を切り貼りしても経済が上向くはずがありません。

今、日本の社会は経済至上主義ではなく何か別の新しい価値を求めている、そこに需要がありそこを満たす政策が必要なのに昔と同じ手法では世の中変わらず成長する原動力がありません。

つまり、新産業を創造し人材の流動化を図ると言いながら、確定拠出企業年金のポータビリティーは保全されていません。要は現場を知らないで政策を遂行しても「笛吹けど踊れない」状態なのです。

企業年金改革一つをとっても制度疲労で使えないのに、何が成長戦略なのか。

マスコミ諸紙や有識者、ジャーナリストの無能さが今問われていますね。

「公共教育推進団体」設立の構想

2013年10月19日 | Weblog
日本は資本主義、自由主義社会か?答えは「・・・」このテーマ何度もこのブログで記述してきましたが、今の民間人あまりにも政府に頼りすぎ。マスコミを中心に新聞テレビ、特に朝の番組に登場するコメンテーター、本当に質が問われます。大阪の橋本市長が云々いいましたがみんな感じていることでした。

最近の報道でも、「創業塾」全国300か所、女性・シニア特化(政府来夏に)10月16日夕刊トップ記事。これ本当かと笑いも出ません。事業を創るのに何故政府が関与するのか、事業やったことのない公務員がどうして支援できるのか、本当に狂っている、報道するほうもくるっている、と言わざるを得ませんね。

今日の朝BS5チャンネルで猪瀬東京都知事に田原さんがインタビューしていました。東京が日本の心臓なのだから東京で儲けて地方交付金を地方へ配ればいいじゃないか、世界から人を呼び、時間関係なく夜もレストラン、演劇などで24時間稼働させれば儲かるではないか、だから24時間走る地下鉄、バス運行させて何が悪い・・・、とのこと。こんな怖い人が東京都のトップで政策を推進するのかと思うとぞっとしませんか。こうなったら東京は人間ではない「ゾンビ」の住むところと成り下がるに決まっています、要はお金を儲け続ければいい、人間はお金を儲け続けるために生きている、働いているという考えなのでしょうね。つまり、農薬や化学肥料を使って野菜を育て見栄えは同じ野菜でも栄養素のない野菜が充満している今の農産物生産システムを人間の生き方にも押し付けるようなもの。

生物の原理原則を壊して生きていけるはずがない、ということをどう考えるのでしょうか。資本主義社会・自由主義社会をはき違えた考え方はどこから出てくるのでしょうか。人間は自然の中の生物、自然の流れに逆らっては地球に存在を消されてしまう。

この地球の自然の中で自然界と共存していく環境に戻るためにこのような間違った大人は排斥し、正しい道に導くためには青少年から「公共教育」を行う必要があります。投資教育、環境教育、社会保障制度教育(医療含む)を行うことがいま喫緊の課題です。

政府や公的機関では無理ですから民間の力で公共教育を進める力が必要だと思います。

地方経済活性化策

2013年10月09日 | Weblog
TPP関連のニュースが流れていますが、どうしても国内農業を守れ、という主張がむなしく聞こえてくるのは私だけでしょうか。

食糧自給率120%は当たり前のことで、関税の事も大切ですが、食糧を生産するシステム(体制)を構築することが日本の国策として第一義的なテーマではないかと。

そこで、お叱りを覚悟で勝手なことを書きますと

・地方の改革を地方に任せると進まないので、しがらみのない第三者に改革を委託する。地方は自然環境を保全した食糧生産基地として、日本全体で自然農法を支える仕組みを作る。
・日本の資本市場金融システムは崩壊しており、金融機関が金融商品販売会社に成り下がっているため、特に地方の金融機能が消失している状態を変える。具体的には外人をトップとする
地域金融専門機関を創る。
・地方経済は株式会社形式で運営する、自治体は最低限度の公共福祉事業を行い、その他の事業は株式会社へ委託する。

・・・と思います。またその地域にある資源をどう開発するか、観光産業ではダメです。物を作る産業を育てないと人が育たない。

南九州地域に大変な資源があることが分かりました。資源というと金、石油、ガス、宝石が定番ですがこれからの人間特に高齢化が極端に進行する日本の資源は人、それと健康。

健康が価値を生む時代です、地方の人は「宝の持ち腐れ」なのです。アメリカでも今まで地中にあった「シェールガス」を採掘する技術を開発し資源大国になります。

日本の資源は「火山地帯」ということと「人」、この資源を何故生かさないのか、それこそ「不作為の作為」です。日本の土地は日本国に守られた公共財です、個人の私有物ではないことを
もっと叫ぶべきです。





出来ました!循環型経済システムの構築(^^)。

2013年10月07日 | Weblog
ようやく整いました、私の考える21世紀の循環型経済システム!

このシステムを稼働させることにより下記のようになります。

1、地域の医療費が安くなります。
2、地域の資源を活用します、ほぼ無尽蔵(太陽がある限り)です。
3、活用された資源は他の地域(海外含む)で売れます、何故なら皆が必要としているものだからです。
(健康で長生きと不健康で短命の選択:あなたはどちらを選びますか?)
4、使う資源は都会にはありません。
5、火力を使用しますが、燃焼後の残物は昔から貴重な資源として活用されていました。
6、年配の方の知恵と経験が生かされますので、年を取ることが楽しくなります。
7、地方の耕作放棄地や荒れた山林の問題を解決していきます。
8、現代病(がん、打つ、高血圧、アルツハーマー病、神経痛)が克服されます。

ということで、これから急激に進む少子高齢化の日本社会、この循環型経済システムを活用し地方の経済も盛り上がります。
このままの破滅的物質機械文明を継続するのか、それとも本来のまともな自然人をめざし、精神的にも肉体的にも充実した人生を送る選択をするのか?

間違ったアメリカ資本主義から早く脱退し、本来の農耕民族に早く戻るべきであると心から思い推進してくれる政治家が出てこないでしょうか。
そのためには女性のリーダーが必要とされる時代かもしれません、が今の政治家にはいないように思われます。

景気回復とは?

2013年10月02日 | Weblog
昨日消費税上げの総理談話が夜のニュース番組を駆け巡りました。

社会保障制度を維持し、持続的な発展を目指す、という模範答案でした。税金が上がり実質手取り収入と年金額は減るので、景気対策で減税ですか?

どこかの銀行か証券会社の幼稚なアナリストならともかく、一国の総理が減税だけで景気が回復すると本当に思っているのならこれは短期的には大変なことになります。

企業収益が上向く(減税で)と業績がいいということで株価のいい材料、そして給料が上がる、とまさかこんな能天気なことを考えているのなら怖いぐらいに軽薄な判断ですね。

要は国内では需要、がどこにあるのか。また庶民が将来に明るさを持てるような政策があるのかが問題。

物質的には中身はどうあれ豊富、仕事も選ばなければ何かがある、なければ生活保護がある、というお国がら。

社会の方向性を変えていかなければならないのに昔の発想でやっているように思えますね。

つまり、今の大企業や財界、人材教育まで含めて制度疲労を起こしているのに変えようとしないのか変えることができないのか。

だから、9割以上を占める中堅企業及び個人事業主を活気づけないといけないところ、やはりそういう政策が無い、ということ。

東京オリンピックで東京の都心の土地だけは人気でも地方はどうなのか、抜本的な改革ができないと市場が判断すれば、そういう意味での「催促相場」でいったん売られる可能性があります。

長期では正常化が進んでいますのでトレンドは上向きですが、今後短期的に何が起こるか何を仕掛けてくるか、要注意です。

つまり日本市場が外人に乗っ取られていいように振り回され、また毎度のように対抗できない姿勢をつかれ、日本の金融資産を持ち逃げされる。

弊社顧問で80代の方がふたりおられますが、やはりすごいです。頭が下がります、辛抱強く、社会全体のことを考え、自分のできるベストを尽し、あきらめない。

命令口調ではなく、たんたんと。

こんなに素晴らしい大先輩が築いてこられこの国土と文化を正しく後世につなげていくことが私たちはできるのでしょうかね?