日本の国家体制

手前味噌で恐縮ですが、独立して13年がむしゃらに突き進んできました。独立するには40歳というぎりぎりの年でスタートし気づいたら53歳、あっという間でした。まだすぐ死ぬわけではないのですが、本当に周りの人に助けられています、とよくいろんな回想録に大体の人が書きますがこれ本当ですね。今後は恩返しをする番、周りや社会に対して、言ってきたことをやり遂げるだけですが。

人間そんなに大したことはできないし、大したことをする必要もないと昔の立派な人が書いていますのでそうでしょう。ただ、小さくても正しいことをやり続けていくだけでいいみたいですね。

独立して13年、今日明日、今月来月、今年来年・・・はどうなるのだろう、どういう手を打たなければならないかと常に考えるのが零細企業の宿命、ですから鍛えられます。ここ5年の日本の経過はほとんど思うようになっています。

友人知人に話すと「アホか」みたいな反応がすべて、少しだけ私の話を聞いていただけましたが、こういう時に陽明学者の王陽明が「苦に耐え、煩に耐え、さわがず、随わず・・・以て大事を成すべし」を思いだしまた奮起します。

そこで、やはり最近この国の根本を変えないとどうしようもない、とまた思い始めています。自民党政権に代わりまだ2か月ですから早いかもしれませんが、この2カ月の点を結ぶとある線になり、その方向が上なのか下なのか、どうも下のようなそんな感じがします。

財政と社会保障、少子高齢化と経済構造、都会と田舎、日本人の感覚、イギリスやヨーロッパとは違う高齢化への対応。

日本のリーダーに骨がない、しがらみがある、権力のみに執着、よいこの集団、そんな状態でこの難局が乗り切れ日本丸は航行できるのか。

固定給を確実にもらえればリスクはとらなくなります、そうすると危険をおかさない、世界は荒波、新産業が発展せず人口が減少、子供や若い世代は周りから過保護状態。

今後は縮こまる時代ではなくリスクを取ってチャレンジする時代なのに、私の世代以上の人たちが破天荒にならないで若い世代によりかかる。

日本の国家体制を根本から変える政治家やリーダーはどこに眠ってるのでしょうか。