家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

風通しがいいことの良さをうったえる

2010年10月29日 | 家について思ったことなど
 私は家作りにおいて風通しを重視したことはこれまでも何度か紹介している(関連LINK1LINK2LINK3)。
 私のような一般人の発言では訴求力もたかがしれているなあと思っていたのだが、著名人の発言を収録した記事があったので紹介する。

日経ビジネスオンラインの記事

「椎名誠さん 家族とともに移り変わる風通しのいい暮らし」より
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/a0a0/106889/
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「風通しに関してだけは、業者との話し合いに僕も参加したんですよ。というのも、そのころは日当たりばかりが重視されていたけれど、僕は実地体験から風が大切なんだって知っていた。外国に行く機会が多いので、いろいろな国の家造りの工夫を見たりします。例えばバリ島の家なんか、石造りで頑丈にできているんだけれど、実に涼しい。聞いたところ、風の流路を考えて造っているからだと。そこで業者に相談して、風の縦の流れと横の流れ、両方を確保するように計算して、風の入り口を多く作ってもらった。これも成功しました。今年の夏は酷暑だったけど、わりと平気で過ごせましたよ。」

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 どうだろう。風通しに興味をもってもらえただろうか。
 最近は、一部のハウスメーカーやビルダーが自分達が建てる住宅の強みの機能を訴えるあまり、施主達がその機能ばかりに目が向かされて他の機能がないがしろにされているケースが増えているように思う。
 例えば、風通しという機能は、断熱・気密の性能をピーアールする上では不必要なので、高高住宅をもてはやす昨今は話題に上ることは少なくなっていそう。Q値はどう、C値はどうということばかりが施主とメーカーの間で会話され、椎名誠のように風通しについてつっこんだ打ち合わせはしていないんじゃないか、なんて思える。
 断熱も気密も機能として大事であることはそのとおりとしかいいようがないが、一番大事なことは各機能が高水準でかつバランスよく考えられていることではないだろうか。

 地元のTVでは、「耐震」に絶対の自信があるメーカーが、耐震以外の機能を文字通り切り捨てるようなCMを流している。
 一点強調型のブランディングなのだろうが、施主としてそうしたものに変な影響を受けて、家の機能のバランスを崩すのはいいこととは思えない。

 なお、上記記事は住宅メーカーとのタイアップ記事と思われるが、それらメーカーが風通しを重視しているかどうかは私はよく知らない。住宅を建てようと考えている人を本のプレゼントで呼び寄せるマーケティングに過ぎず、メーカー自身は記事の内容にこだわりがない可能性は否定できない。その点はご注意のほど。

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2 コメント

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Unknown (aiai)
2010-10-30 06:09:30
わが家の設計でも風通しを重視しました。
左右に上下に風が通るように。
エアコンの風よりも自然の風は気持ちいいですからね。
熱帯夜でも無風の日でなければエアコンは不要です。

椎名さんの記事は面白かったです。

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よかった (garaika)
2010-10-30 14:38:44
aiaiさん、どうも。

椎名氏の記事、面白く読めたとのことでこちらとしてもうれしいです。

風の道は本当に重要ですよね。
先日、網戸を洗ったのですが、本当に小さな窓の網戸が一番ほこりがついていたりして。こういう小さな窓も思っている以上に重要だと気付いた次第です。


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