妻にあげる誕生日プレゼントが完成した。
題して「大人の仕掛け筆箱」。
筆箱のハードユーザーである妻をうならせようと、子供の筆箱並みにいろいろな仕掛けをほどこしてみた。
全体のフォルムは筆箱らしく四角い箱にし、ファスナーを平行に2列配置した。
双方の紐をひっぱると筆箱が全開となり、ペントレーのように使える。
さまざまな筆記具をとっかえひっかえ使うときにはこうするといい。
片側のファスナーだけを開くこともできるようにしてある。
開いたフタ部分(かぶせ)の裏側は小ポケットをつけてあり、クリップやメモリーカードなどを収納できるようにした。
下段前後にあるのは引き出しである。
前にはシャープペンの芯やステープラーの玉などが入れられる。
後ろ側の引き出しの底には塩ビシートを張り付けてある。
実はこの部分はポストイットホルダーなのである。「ペン付きポストイットホルダー」はいくつかの種類を作ったが、その主(メモ)と従(ペン)の関係を入れ替えた「ポストイットホルダー付き筆箱」というわけ。
こういう筆箱、オーダー品といえどもまずないといっていい。なぜなら縫った部分が非常に長く、とても採算が合わないからだ。
こういうモノは道楽からしか生まれないと思っている。