家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

「日時計」計画

2005年08月07日 | 我が家のスペシャルな仕様
 2階デッキテラスに面する外壁に「日時計」を設置しようかともくろんでいる。

 休日、日時計でわかる程度のアバウトな時間の使い方をしてみたい。
「分」や「秒」などという概念から切り離されたら、開放的な気分がぐっと高まるような気がするのだ。
デッキテラスや「涼み台」から見える位置に掲げるべく、最初から準備はしてある(写真にあるボルトに日時計を掛ける予定)。

 日時計にはいろいろなタイプがある。
鷲見洋一さんによるこちらのサイト
http://www.ne.jp/asahi/sundial/hidokei/
では、さまざまな日時計が紹介されており、精密であったり、芸術的であったり、かなり奥が深い分野であることがわかる。日時計というものに対するイメージを一変させる興味深いサイトなので見てみてほしい。

 ウチでは垂直式日時計を自作するつもり。
せっかく作るのだから、勉強してしっかり計算された正統派の日時計にしてみようかとも考えたが、やめた。もともと精度の高さを追い求めるのを主テーマにしていたわけではなかったし、家の外壁が真南を向いておらず、夕方も早い時間から「影」を利用できなくなることに気づいたのだ。冬だと14:00を過ぎるともう使えなくなりそうだ。

 で、一時期だけ使えればいいとして、単純な方法で作ることにする。
まず、壁面に棒(ノモンというらしい)を立てた盤を設置し、普通の時計をつかって影の先端位置を1時間ごとにマークしていく。時間はかかるが誰でもできる方法だ。
マークしおわったら、盤を取り外して盤面を好みのデザインで装飾する。そしてまた壁に据え付ける。
使わない時でもちょっと面白いオブジェとして楽しめるようにしたい。

 春分の日や秋分の日あたりに決行しようかと考えているが、子供に夏休みの工作として一つやらせてみてもいいかも、なんて思い始めた。

 これから家を新築する人だったら、思い切って南面の壁に一本の棒を突き出させて、影が時刻を指す部分に直接好みのタイルを貼り付けたりしたらどうだろうか。その家のシンボルになることうけあいである。
「日時計のある家」なんて呼ばれるようになったら街のランドマークにもなりそうだ(注)。


注)我が家の場合、残念ながら設置場所が外からは見えないため、「日時計のある家」とは呼んでもらえそうにない。