フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

五目並べ

2007年04月08日 12時41分46秒 | フランス語あれこれ
「ゲゲゲの鬼太郎」、テレビで新しいシリーズが始まりましたね。
今回で第5作目とのこと。
今朝もしっかり見てしまいました。
私の初鬼太郎は野沢雅子さんの鬼太郎ですが、高山みなみさんの鬼太郎の声もなかなかいいですね。

うちにはなぜかゲゲゲの鬼太郎のオリジナル漫画(「墓場の鬼太郎」)が転がっているのですが、「手」というエピソードになんと!フランスからやってきた妖怪が登場しているのです。
その妖怪は吸血鬼ラ=セーヌ。
パリで吸血沙汰を起こしたラ=セーヌは次なる標的として東京を選びます。
でも彼は鬼太郎を恐れて日本では落ち着いて血を吸うことができません。
そこで鬼太郎を待ち構え、鬼太郎を殺すのですが・・・。

日本のマンガですし、なんたって妖怪ですから、ラ=セーヌが日本語を話している!なんてことはつっこんだりしません。
しかし、ラ=セーヌが手下のザ=マンモス(妖怪ではなく人間だそうです)相手に五目並べするのはちょっと待ってよ、じゃありません?
中国、韓国にも似たようなゲームがあるらしいので、起源となると日本ではないのかもしれませんが、一応「五目並べ」って日本のゲームですよね。

ひょっとしてフランスにも五目並べに似たゲームがあるのではないかと調べたところ、フランス生粋ではありませんが、一応ありました。
puissance 4というゲームです。
Milton Bradley Companyというアメリカの会社が作ったConnect Fourというゲームのフランス版です。

プレーヤーは二人。
黄色または赤色の円盤状の駒を各プレーヤーがボード上に並べて、同じ色の駒が縦横斜めのいずれかに4個並んだら勝ちになります。
ボードは垂直にたっているのが五目並べと違うところ。
ボードの側面には格子状の穴があいていて、さらにボードの上側には格子の縦列ごとに穴があいています。
その穴から駒を落とし、並べていくのです。
写真はこちら

このゲームがフランスで発売されたのは1974年。
「手」が少年マガジンに掲載されたのは昭和40年。
ラ=セーヌはpuissance 4を知る由もありませんが、日本で五目並べを知り、気に入ったんでしょうね。
ザ=マンモスに「三つならんでるぜ とめねえかっ」と忠告するくらいに。