フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

r の発音

2005年01月03日 22時20分23秒 | 発音
元旦、新聞を眺めていると、外国語習得に関する記事がありました。
現在、NHKテレビのフランス語会話の講師をなさっている國枝孝弘先生が「発音は聴いて覚えようと言われていますが、口のどこを動かすのか、形をどうするのかも理論的に知っておく必要があります(うろ覚えですがこのようなことをおっしゃっていた)」とコメントしていて、思わずうなずきました。

フランス語を始めてからウン年間、海外旅行でしかフランス人と話す機会がなかったので、NHKのラジオを聞いて発音の練習をしました。
そのとき、聞くだけでなく、辞書の「発音の仕方」を読んで発音し、ラジオを聞いて発音し、を繰り返しました。
辞書の「発音の仕方」を読んだことが、偶然にも國枝先生のおっしゃる「理論的に知る」につながっていたんだ!とうれしくなりました。

たとえば、難しい発音の一つ「r」の発音について、旺文社のロワイヤルでは次のように説明されています。

舌先を下前歯の後ろに置いたままで[g]を発音するときのように後舌面をもちあげる。ただし軟口蓋に密着させず、狭めを作ってそこに、声帯を振動させながら呼気を通す。弱い摩擦音なので語中や語末にあるときは聞き取りにくい。語頭では強い呼気のため、のどびこのふるえを生じることがある。


「r」の発音がようやくそれらしく発音できるようになったと自信がつきかけた頃にパリへ友人と旅行しました。
タクシーに乗って、行き先を告げたのですが、"rue"の発音がまずくて全然わかってもらえませんでした。
友人と二人でさんざん"rue"を言って、ようやっとわかってもらえました。
このときは、つきかけた自信もふっとんで、結構落ち込みました。

「r」の発音は、当時よりもうまくなったとは思いますが、「r」+「u」の発音はまだまだです。