寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

自然災害と人による災害

2016年03月11日 12時08分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

 3月11日14時46分三陸沖でマグニチュード9.0

の地震が発生しました。そして30メートルに達する

ような津波が太平洋沿岸地帯に押し寄せた。当時は

その映像を2004年12月に発生したスマトラ島西方

沖で発生した地震とそれに伴う津波の映像に重ねて

見ていた。

 津波映像の凄まじさはどちらも身のすくむ思いで

した。どちらも甚大な被害が発生しましたが、日本

の場合には福島県で原子力発電所の事故が発生し、

地震・津波被害に輪をかけたような甚大な被害にな

ってしまいました。

 原子力発電所の被害は自然災害に伴うということ

になっていますが、発電所の管理面や地震発生時の

素早い対応がマニュアル通りにいかなかったという

酷な言い方ではありますが人災といっても過言では

ないように思います。

 そのためにたくさんの人々が将来を失い、苦難の

道を強いられることになったのですね。私は昭和20

年3月10日、アメリカ軍による東京大空襲で罹災し

ました。もう70年以上も前のことです。今でも3月

10日にはその日のことを思い出します。そしてお握

りと鮭の缶詰で食事をします。これはあの時の悲惨

な状況を決して忘れることがないようにとの思いか

らです。

 人的災害と自然災害は紙1枚の差かもしれませんが、

どちらにしても被害が少なくなるように迅速で適切な

対応が求められるのは同じですね。人間は過去のこと

を検証して現在あるいは将来に役に立てることを学ん

でいますが、なかなか実行に移せないようです。もっ

ともっと精神的に成長する必要があるようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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