寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

記憶に残っている映画(53) 「トリフィド時代」

2016年10月19日 14時59分03秒 | 寓居人の思い出話

 高校生の時生物学の授業で動物と植物にの違いについて

知ることが出来た。一般的にいって植物は芽を出したとこ

ろから移動しない。動物は移動して食物を得たり仕損を残

したりするそれが動物と植物との違いだと思っていました。

が大学に入って勉強するようになって両者の境界は明確で

はないということを知ったものです。

 さて、この映画「トリフィドの日」は、植物でありなが

ら移動して栄養分となる動物を見つけては麻痺させてそれ

を根元において栄養とする。そんな人食い植物がある日突

然現れたのです。

 ある日人たちが赤道付近で油を生産珍しい植物の種子を飛

行機で運んでいる途中でパイロットが大流星群に遭遇しまし

た。その直後操縦士と副操縦士が突然失明してしまいます。

当然旅客機は墜落してしまいました。運搬中の植物の種子は

地上に落ちて容器が壊れ種子が地上に散乱してしまいました。

この流星群を見た地球上の人たちはすべて失明してしまいま

した。失明を免れた少数の人たち、例えば地下鉄工事をやっ

ていたり、酒を飲んでぐっすり寝込んでいた人たち等極く少

数の人たちだけでした。大多数の人たちは突然失明したため

に為す術になく次々と死んでいきました。その間墜落した旅

客機から散乱した種子は大量の餌にありついて仲間をものす

ごい速さで増加させていきました。餌がなくなると移動して

そこで餌にありつく、次々にそんなことを繰り返して生存範

囲を拡大していったのです。その植物がトリフィドと名付け

られた一見サボテンに似た植物でした。

 生き残った人たちはこの植物と戦ってきましたが、だんだ

ん不利になっていきます。

 その後は書きませんがひょんな発見から人間のほうが勢力

を回復するのですが、映画の設定はなかなか面白かったこと

を思い出しました。

 この映画は何を言いたかったのでしょうかね?