寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

激動の時代を見てこられた三笠宮さま

2016年10月28日 15時04分20秒 | 日記・エッセイ・コラム

 明治、大正、昭和という激動の時代を見てこられた

三笠宮さまのご逝去を悼みます。

 明治時代は欧米の学問・技術・文化そして軍事力に

追いつけ追い越せという現代日本の基礎を気づく重要

な時代でしたね。

 大正時代は、国内事件がたくさんあったようですね。

政党政治が確立する過程で、民衆や軍部とのせめぎ合

いが明確になっていきました。もちろん私はまだ産ま

れていませんでしたよ。

 外国でも軍が政治に介入し出しましたね。宮様も兵

役に参加し軍隊の行動に疑問を持ったといわれていま

す。それが後の時代に平和と自由を提唱する時代を作

るのに役に立ったのでしょうか。この時代は日本の軍

拡に対して欧米諸国が危機感を持つようになったよう

です。それで繰り返し軍縮会議が開かれましたね。

 大正時代を締めくくるようにそして日本の将来を暗

示するように関東大地震が発生しました。

 昭和時代は、軍の台頭が激しくなりました。中国へ

軍を送るようになりいろいろな事件が連続して発生し

ました。そして特定政党(思想)を規制するために、恐

怖の特別高等警察(いわゆる特高)が現れました。

 内閣に不満を持った軍が、蜂起して軍備対する予算

の増額を要求しクーデターを起こしました。ドイツで

はナチス党が第1党になり民族主義が姿を現しました。

 私が生を受けた年、クーデターが勃発しました。こ

の時期世界的な不況に見舞われ、とくに日本の農村の

疲弊は娘をうらなければならない状態になったといい

ます。 

 そして日本軍の中国侵略とそれに続いて太平洋戦争

へ突入してきました。この戦争は3年9ヶ月の長きに

渡り資源と食料若者がいなくなるという状態に陥り日

本は力尽きて敗戦を迎えました。

 敗戦後の日本のめざましい復興は世界が真似の出来

ないものでした。

 現在の世界は各所で紛争が発生し、北朝鮮による核

開発の目的は何でしょうか。いろいろな不幸な出来事

を体験しながらそれが教訓にすることが出来ない現状

を三笠宮さまはどう思ったでしょうか。1900年代

の混沌とした時代を抜け出して真の自由と平和を願っ

ていらしたのではないでしょうか。