寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

しもやけとカラス瓜の思い出

2016年01月11日 20時46分26秒 | 寓居人の思い出話

 宮城県の山村に住んでいたころ、冬になるとしもやけ

で手足の指が赤くはれいたかゆくて困ったものでした。

当時と今日の村山から移住してきた人の中にいろんな生

活の知恵を豊富に持っていたおじいさんがいました。あ

るとき赤くはれた私の手を見て、

「しもやけがひどくなってしまったな。しもやけにはカ

ラス瓜の種の周りについているぬるっとしたものをつけ

るといい」

 と教えてくれた。もちろん私はカラス瓜がどんなもの

か知らないというと、おじいさんは紙に図を描いてくれ

た。そして下のほうに枝のない太い木に絡まつつる草の

一種で、今頃はミカン色か赤色のこぶし大のみがぶら下

がっているからすぐわかると教えてくれた。

 私は親に断ってすぐその実を探しに近くの杉林に行っ

た。杉の木に枯れたつる草のつるが見つかり赤い実が2

個か3個ぶら下がっていたので近くにあった杉の枯れ枝

でその実をとった。

 家に戻ってその実を割いて種を取り出して種ごと手に

塗り付けた。毎日それを行って3,4日が過ぎた頃、手に

変化が現れた。手の甲の赤みが消えていたしいたかゆい

感じも消えていた。足のほうはもう少し時間がかかった

けれども手と同じようにしもやけは治っていた。

 そのおかげで風呂の水汲みの時の釣瓶を引くのが楽に

なったし、本を読むときにp頁をめくるのにも不自由し

なくなった。私はおじいさんに大変感謝したことを思い

出した。

 最近知人の一人がしもやけになってかゆくて仕方がな

いと言っていたのでカラス瓜のことを教えてあげたが、

今時そんなものを使う日知なんかいませんよと笑われて

しまった。私は化学薬品を使った薬よりもカラス瓜のよ

うな自然のもので役に立つならそっちのほうを使いたい

と思うのだが皆さんはどうでしょうか。


iPS細胞を使って❣

2016年01月11日 10時58分37秒 | こんな出来事がありましたよ

 ノーベル賞受賞につながったiPS細胞がいろいろな

疾病の治療に役立てられる計画が発表されるようになり

ましたね。

 本日の報道によると白血病の治療を目的に研究を進め

るということです。希望が膨らんできますねえ。

 ただもう少し進んで研究をと望む人もいるでしょうね。

というのは白血病治療は自分の免疫細胞(キラーT細胞)

を利用するということです。それは個人毎に同様な細胞

を作らなければならないということと解釈しているので

すが間違いないでしょうか。としたらもっと進めてどの

白血病患者に対しても効果のあるものを作り出してほし

いと希望します。

 このように疾病との戦いは、形は違っても人類が地上

に出現したときから続いてきたというのですから驚きで

すね。

 iPS細胞の可能性を高める研究を応援したいと思います。