寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

面子を保つ

2016年01月10日 17時13分41秒 | 日記・エッセイ・コラム

 雑文を書いていて時々感じることがあります。この

言葉の漢字はどう書くのだったかを思い出せないこと

が増加したことです。若いときはほとんど辞書を引か

なくても漢字を書くことができたものですが、最近辞

書に頼る機会が増えてきました。それはそれなりにい

いことだと思うことにしています。

 というのはこの数十年前からワープロを使う機会が

増えて自分で考えなくても漢字を書くことができるよ

うになったことが原因で漢字をおぼなくても済むよう

になったからかもしれませんね。

 話は変わりますが、最近、メンツに非常にこだわる

人に会いました。仮にA氏としましょう。A氏は囲碁

をやります。それなりに強いと私は思いますが、特別

昇段したためか勝率が芳しくありません。どんなに連

敗しても会則で1段級差に対して先番から2子、3子、

..の順に置き石を増やすことになってきます。A氏

はその規則に従わない人とは打たないといいます。

 しかし通常はお互いの示しあいで、3番手直りとい

う様に一方が3連勝(あるいは3連敗)した時には段

差に関係なく置き石の数を増減する方式がとられます。

A氏はその方式は会則に反するのでやらないというの

です。会則は会が開催する大会などで適用されるもの

ですが。A氏は、自分がもし3連敗したら現在の段位

を下げることになる恐れがあると考えたのでしょうね。

そのことを私はどうこう言うことはしません。興味が

あるのは、どうしてそんなに面子の拘るのだろうかと

いうことです。いつかその理由を聞いてみたいと思い

ます。面子と実力のどちらが重要なのか考えてみるの

も面白いかもしれませんね。人にはそれぞれ自分の生

き方がありますから、一般化することはできませんね。