2010年1月にこの本が出た時にすぐに買い、ささっと一部を読んで、忘れて本棚の隅に置いていたのだ。
今回、じっくりすべての文字を読んだのだった。
この間、Little Feat物語を読んだので、読みたくなったのだ。
最後はA to Zになっていて、文字は思いっきり小さい。
rockin'onの本だから当然に渋谷陽一が全面に出てきていて、過剰なほどのファンぶりなのであるが、
冒頭のジミー・ペイジ20000字インタビューが、もうなんだかマブダチみたいで、おいおい大丈夫かよ、って
思う部分もあるけど、これは数多のZEP本の中で最もよくまとめられた良書。
私が中学時代に渋谷陽一のラジオでLED ZEPPELINほめちぎって、Deep Purpleをこけにしていたのが
当時は面白くなったのを思い出す。
私はDeep Purpleの方が好きだったのだ。
その後、高校生になる頃はLED ZEPPELINの方が好きになっていたが。
全曲の解説があるので、全曲を聴きながら読んだ!
知らないこともたくさんあって、ひじょうにためになった。
私が一番好きなアルバムはPHYSICAL GRAFFITIなのだが、一般的にはそうでないのに、
この本ではPHYSICAL GRAFFITIとPRESENCEを名作にあげている評論家が多くて、なんだか嬉しかった。
しかしこの1か月の間はZEPばかり毎日聴いていたなあ。
やっぱり最も好きなバンドなんだろうな。
ほとんど聴いていない解散後の各人のソロ活動で出した全LPの解説がこれまた役に立った。
もう絶対にこんな素晴らしいバンドは現れない。
ちなみにvol.1はビートルズだ。