ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

カメの脱走

2014-08-11 12:37:09 | 仕事
夏休み、私はせっせと
動物たちの世話をしに
学校に通っています。

暑い時期、少しでも彼らが
快適に過ごすことができたらという思いで
世話をしてきました。

「まったく、手がかかるねぇ~」
やれやれという気持ちになるのですが
その後、思いました。

もし、彼らが、本来いるべき環境にいたなら
彼らは自分の力で餌をとるだろうし、
排泄物は自然に分解されるだろう。

それを、人間が捕えて囲っているから
餌や水をとりかえたり
糞尿の始末をしたり
まるで病人か老人のように
世話をしなければいけなくなるのだ。

私たちは
何て業の深いことをしているのだろう。

そんなことを思っていたら
今日、カメがいなくなっていました。
脱走したのです。

探したけれど、見つかりませんでした。
カメは、かくれんぼが得意なので
見つけるのは至難の業なのです。

幸い、周囲は緑豊かな環境なので
すぐに命を落とすことはないと思います。
どこかでのんびり
気ままに過ごしているのでしょう。

用務員さんに相談したら
過去にも脱走したことは何度もあるようで
しばらく経つと、何食わぬ顔をして
もとの場所に戻っているそうです。

やはり、心配ではあるけれど
せっかくの機会、
のびのびと過ごしてくれたらと思います。

夏の楽しい思い出をたくさん作って、
満たされた気持ちで
冬の眠りについて欲しいなと思っています。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さなぎ)
2014-10-08 20:36:49
脱走していたカメですが、最悪の結果になってしまいました。
隣接した雑木林で、変わり果てた姿で発見されました。

「いつか戻ってくるだろう」と、楽観的に考えていましたが、現実は厳しいものでした。

もっと真剣に探せばよかったと、後悔しています。
カメの生命力を過信していました。

辛く、苦しかっただろうと思うと、胸が締め付けられる思いです。

いつ亡くなったのかは不明ですが、そうなるまでの間、少しでも、自由で楽しい時間を過ごしていてくれればと思います。

もっと一緒にいたかった。
残念です。
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Unknown (コロ)
2014-10-20 18:29:21
さなぎさんこんばんは。

脱走したカメ、残念でしたね。
私もきっとしばらく周囲を楽しく散策したあと、戻ってきたんだろうなと勝手に思っていました。
脱走前の最期の夏のシーズンに、水をかえってもらってさなぎさんにかわいがってもらって、幸せな時間を過ごしたことは事実ですし、帰り道が分からなくなってしまう前までは、散策も楽しんでいたと思いますよ。
悲しみすぎないでくださいね。

もう一匹のカメは元気でいるのでしょうか。
返信する
Unknown (さなぎ)
2014-10-20 19:27:05
コロさん、こんばんは!
コメントに気付いてくださって、ありがとうございますm(_ _)m

カメは本当に残念な結果になってしまいました。
きっと、帰ってきたかっただろうと思い、飼っていた浴槽の近くに、お墓を作って埋めました。

もう一方のカメは、冬眠が近いせいか、とろーんとしています。ちゃんと眠って、春に無事、起きてきてくれるか、今から気を揉んでいます。

動物をかわいがるのは楽しいですが、心配もそれだけ増えて、複雑です(*_*)
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