ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

柔らかい心

2016-11-25 18:12:31 | 雑感
最近、ぼんやり考えていることだけれど
歳をとるにつれて、心が固くなる人が多い気がする。

自分のやり方を確立して、人の見方も固まってしまって、
その枠組みにこだわり、枠外の事柄を受け付けなくなる。

世界に自分の枠組みをはめてしまって、
枠組みの外を見ようとしない。

私も、このブログで、
「こういう人には要注意」等々、
自分なりの法則を打ち立てようとしている。
法則を持っていた方が、予想外の出来事に振り回されなくて済む。
傷付かなくて済むし、無駄なエネルギーを消費しなくて済む。

でも、そうやって、自分の流儀が固まってしまうと、
(知らないうちに)視野も狭くなって、
新しい価値との出会いを、自ら削ぎ落としているかもしれない。

そこで、柔らかい心とはどういうものか、考えてみた。

私は、一つは、他者の視点に立てることだと思う。

自分の視点から少し離れてみて、
自分とは違う、他者の気持ちになって物を見ようとする力だと思う。

この力を失ってしまうと、心がしなやかさを失い、固化してくるのだと思う。

歳をとっても、柔らかい心のままでいるのは、難しいことだ。
他者の視点を受け入れると、自分が信じているものが、曖昧になるように感じる。
自分を確立しながら、他者の視点にも開かれた態度をとるのは、
矛盾することのようにも思える。

でも、私は、固い心より、
柔らかい心でいたい。
迷いの多い人生になるかもしれないけれど、
新しいものを受け止められる心でいよう。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする