ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

パンドラの箱

2013-03-08 12:45:00 | 片思い
もともと私は惚れっぽい性質で、
幼いころから、たくさんの人を好きになってきました。
「アイドルに憧れる」ことはほどんどなく、
常に、身近にいる男性が対象でした。
そしてその99%が、片思いに終わりました。。。

夫とお見合い結婚して5年間、
人を好きになったことはありませんでした。
これは●0年近い私の人生の中で、
特異な5年間だったかもしれません。

そして、仕事を始めて、久し振りに外に出て、
最初に好きになったのがA先生。
A先生は、その後、利用されたと感じる出来事があり、
心はすっかり離れたのですが、
その次、ちゃっかり、別の男性が気になりだしたのでした。

別の男性は、10以上も年下の男性です・・・。
なぜ気になりだしたかというと、A先生と同じで、
ちょこっと親切にされたから。。。
モテない人間が異性を好きになる、典型的なパターンです。

気になりだすと、その人のいいところが、次々に目に入ってきます。
その人の魅力が、輝き始めます。
その男性の場合、基本は素っ気ない硬派なんですが、
時折見せる親切が、たまらなく魅力的に思えたのでした。

もちろん、その人と親しい間柄になったりはしませんし、
そもそも、相手にされることはありません。
私の中だけで、勝手な妄想が広がっていくだけです。
決して実ることのない思いが、私の中で積み重なっていくだけです。

私はこれから死ぬまでの間、
どれだけ、実ることのない思いを抱えていくことになるのだろう。
羽化しないまま朽ちていくさなぎのようで、
虚しい気持ちになります。
また、こうも思います。
私がもっと美しかったら、
素敵な人との心の架け橋も増えたのではないかと。

夫との生活は、幸せで、満ち足りたものです。
でも、私は、知らないうちに、
パンドラの箱を、そっと開けてしまったようです。


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友情と贈り物

2013-03-08 11:17:13 | 雑感
仕事のことですが、最近、勤務場所が変わりました。
異動ってやつです。

最終勤務日の少し前に、パート仲間とお食事をしました。
すると、一人が小さな花束を持っているではないですか。
もしや私に?!と期待したのも束の間、
それは同じく勤務場所が変わる受付の女の子へのプレゼントということでした。
小さな落胆を隠して、私も花束の割り勘に加わりました。
花束をプレゼントすることは、皆で話し合って決めていたそうです。

受付の女の子は、確かに皆の世話はしてくれていたけれど、
気の強いところもあり、パート仲間の間では
陰口をたたかれていることが多かったのです。
それなのに、異動のときは花束。

なぜ私にはなく、受付の女の子だけなのか。
思い当たることがあります。
メリット、デメリットの差です。
女の子は、塾の上層部と仲が良く、隠れた権力者でもあったのです。

それに対して、私はただの一パート。
贈り物をしたところで、何の見返りもないと思われたのか。

もともと、その程度の付き合いと感じてはいたものの、
パート仲間の、私に対する関心の低さが、よく分かりました。

私はあまり贈り物はしない方なのですが、
ときどき、気に入った人に、ちょくちょく贈り物をしている人を見かけます。
多くは贈り物をすること自体に喜びを見出していて、
見返りは期待していないと思いたいのですが、
そうでない人もいるようです。

私の友人は、ここぞと思った人に、集中的に贈り物攻撃をしかけます。
大学の教授であったり、職場の上司であったり。
贈り物をされて嫌な気分になる人はいないので、
「評価」や「ポジション」といった、そこそこの見返りは得ているようです。
ただ、彼女は、同僚から嫌がらせを受けることも多いとか。
私はその一因が、彼女の露骨な贈り物攻撃にあると考えています。
周囲から見れば、ゴマすりにしか見えませんから。

そんな贈り物はしたくないものだなと思っていたら、
先日、テレビの歴史番組で、
秀吉の妻が、時の朝廷にせっせと贈り物をして、
信頼を勝ち得た・・・というエピソードを見ました。

私は、見返りを期待するような贈り物はしたくないな、
少なくとも、心から感謝したり、祝福したいと思った時にだけ贈るという、
今までのやり方を変えたくないなと思っているのですが、
時と場合によっては、下心ある贈り物も必要なのでしょうか・・・。
上の友人は、「友情のメンテナンスにも贈り物は必要」というのが持論ですが、
そうなのでしょうか・・・。


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