ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

☆犬くんの病魔との闘い <闘病の記録>

2014年04月25日 | 日記
 我家の犬くんの”病気”が判明したのは、4月8日であった。
 久し振りに、散歩に連れ出した。
 海岸の砂浜に到って、歩こうとしないのである。
 歩くことを催促しても、しゃがみ込み、歩こうとしなかった。
 抱き上げて、帰宅を余儀なくされた。
 この様子が”変”と感じて(動物病院で)受診した。
 その後、薬液の投与や輸血を施しながら病気を克服すべく取り組んでいる。
 犬くんの発症(病気と判明した時)から、今日までに、受けた治療等について整理してみた。
 「極度の貧血」であると診断されたのが、前記の4月8日であった。
 診察の結果として、以下の様な説明があった。
 貧血となる原因としては
 ⓵内臓に疾患があって、出血により排尿や排便と伴に失われる。
 ⓶血液を造りだす臓器の疾患で血液が造れない。
 ⓷壊す因子が血中にあって、血液を造る量に対し、壊す量が多い。
 等が、原因であると言う説明であった。
 獣医師の診断や、私に対する問診から「⓷による発症」ではないだろうか?との診断結果であった。
 根拠して、エコー検査の結果、内臓に”癌”などの病巣が認められないため、⓶による発症と考えられないこと。
 また、私への問診で、排尿や排便に血液の混入が認められないことから、⓵とは考えられないこと。
 従って、⓷によって血液が消失しているのではないだろうか?との診断結果であった。
 貧血となる詳細な原因を調べるために「検査機関」での、検査を行ってもらうこととした。
 そして、この検査機関での検査結果は、4月11日に判明した。
 初診時、D動物病院での血液検査で「獣医師の間で”10を下回る”と立って(生きて)いられないとする検査数値が”8.9”」であることが判明した。
 この”10”を下回ると、生命に係わると云う数値ついては、説明された時点で理解出来なかったが、数度に渡る数値の開示から血液の密度=HCT値(注)であると確信した。
 そして、D病院の獣医から示された診療方針は、病気の原因が判明してから、診療方針を建てるのが定法ではあるが、検査結果を待つ間に、何が起きるか分らない為「治療をしながら検査機関の検査結果を待つ」と言う事であった。
 私には、異論はない。
 そして、検査結果を待つ間の治療とは「体力を付ける”点滴”の投与、そして増血を促す注射を施す」と云うものであった。
 この治療が4月11日まで続いた。
 そして、4月11日、再度(8日に続き)血液検査を行った。
 結果は、HCT値が、受診開始の”8.9”から”4.4”に半減した状態であった。
 医師はこの検査結果をみて、又しても「生きているの不思議なくらい・・・」と言う。
 「対処策は?」との私の質問に「血管からの点滴の投与し体力を附ける(があるのみ)」との回答があった。
 加えて、輸血と言う手段もあるが、輸血をしても一時的なもので”完治”には至らないこと、そして、適合する血液の手配が困難であるとの説明があった。
 残された選択肢は、医師が提示した”点滴”の一点しかなかった。
 しかし、それは”死が間近”という暗示・通告でもあった。
 この日(11日)、犬くんを点滴を受ける間、動物病院に預けた。
 娘から”セカンド・オピニオン”の提案があった。
 娘が紹介する動物病院に相談するも、現状の治療方針を是認する意見であった。
 覚悟を決めた。
 点滴が終わる時を待って、娘が迎えに行った。
 この時に、受取った検査機関での所見は「赤血球が障害を受けて溶血する貧血」と云うものであった。
 この夜、子供達が集まった。
 そして、娘から、トリマーさんからの情報として「K病院を受診し、貧血から立直った」と言う事例を知らされた。
 転院させることが、総意となった。
 転院の準備を整えた。
 翌日(12日)に、K動物病院に転院し、診察を受ける。
 診察の結果、危機的状態であり、輸血をする事を提案された。
 その提案を受け入れ、輸血した結果、危機的状態から脱出する事が出来た。
 今まで(D病院)の、治療法について、私は説明した。
 K病院の医師は「血液が少ないなかで、点滴をして血液を薄める事を助長する様な治療方法はどうだろう?」との所見を示した。
 「なるほど!」と思っても、それが”是か非か”私には、判断出来ない。
 医者も夫々!と思った。
 此処に至れば、この(K病院の)獣医を信頼し、以後の治療について、委ねる事とした。
 12日に輸血を受け、”犬くん”は元気を取り戻した。
 娘の話によると、アメリカでは「献血用の犬を飼育していて、即応する動物病院が多くある」ということであった。
 このK動物病院は、即応出来る体制が整っている事に感心した。
 13日、HCT値が「14」から「19」に上昇していた。
 良い結果であると医師から告げられた。
 しかし、それ以降、13日をピークとして、16日まで下降し続けた。
 15日、薬が処方された。
 通院の都合で「午前中に注射をした場合は夕食時に、夕刻に注射を受ける場合は朝食時に薬を与える様に!」と言う指示があった。
 16日、血液検査の結果、HCT値の数値が下がり続けているため、薬を2錠から3錠に増やすように指示された。
 17日には、(改善が認められないことから)検査のための少量の血液であっても、採取するのは止めた。
 HCT値の測定(採血)は止めて、通院での注射と、家で薬の投与となった。
 21日、娘が様子をみに来た。
 この時、娘から「血液の量(HCT値)が正常値に戻るのに3年(だったか5年であったか忘れたが時間)を要する加療が必要」との、同種な犬の貧血に関する情報(経験談)を聞かされた。
 翌・22日、この情報(正常値に戻るのに数年を要すること)を担当獣医に確認した。
 担当獣医からの回答は「(今の)治療による効果は一週間程度」で判明するとのこと!
 そして、良し悪しは別として「一ヶ月程で結果は出る」とのことであった。
 要するに、遅くても一ヶ月も経てば、生死の程が判るという事である。
 24日の担当獣医が”院長”であった。
 好転しない状況と、先日、担当獣医の”一ヶ月説”を質問した。
 それに対し「3ヶ月後に良い結果となった」事例を紹介された。
 そして「この注射を止めれば駄目(死)になる」との所見を述べた。
 24日、(院長診察)「血管が見えているな!輸血前は見えなかった。
 あの時は、輸血しかなかった」と回想していた。
 貧血という”病気”が判明し、20日が経過しようとしている。
 未だに”改善”の兆候は見えてこないが、(犬くんは)病魔と闘っている。
 この様な状況にあって、食欲は旺盛である。
 私とって、せめてもの慰みであり、気分的・精神的に随分と助かっている。
 食べ物を口にせず、ただグッタリされると辛い・・・
 犬くんは、健気にも・元気(食欲)をアッピールし、病気と闘っている。
 私は、それを受止め、支えて遣る事を誓う!!