え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

太陽

2014年12月13日 | アート系
2005 ロシア 115分 ドラマ/史劇/アート
監督/アレクサンドル・ソクーロフ
出演/イッセー尾形、ロバート・ドーソン、佐野史郎、
   つじしんめい、桃井かおり

(70点) ロシア監督ソクーロフがイッセー尾形で描く昭和天皇の低予算映画

あ、そ。
日本映画のタブー、天皇陛下を人間として描いた日本では問題作。
あ、そ。
このまま第二次世界大戦が続くと日本は滅んじゃうと憂いた昭和天皇ことイッセー尾形は軍部が反対するのを制して日本の敗北を宣言することを決意。
頑張って頑張って国民に向けてポツダム宣言を録音するのだ。
そして桃井かおりに褒めてもらうねん。
あ、そう・・・。


ロシアの鬼才がヒットラー、レーニンに続いて昭和天皇を描く。
ソクローフの映画は「最後の一頁」とか観ていて眠くなるけど完璧な映像美がなんか凄いと言う印象だったのだが、これはなんかちゃっちすぎない?
イッセー尾形は自身の一人芝居タッチで昭和天皇を熱演しているけれど、脇役の執事が素人ぽくて興ざめ。
終戦記念日を記念しての再上映だったが、何故か日本語字幕なしの直輸入バージョンでマッカーサーとか米軍とかが何言ってるかわからない。
観る価値はあるけど面白くはない。
次の日に観た同じ終戦の様子を描いた「日本のいちばん長い日」を先に観てたらもっと理解できたかも。


(2014年8月シネマスコーレにて有料鑑賞)

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