え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

夏の終り

2013年09月17日 | ドラマ
2012年 日本 114分 ドラマ/恋愛
監督/熊切和嘉 原作/瀬戸内寂聴『夏の終り』(新潮文庫刊)
出演/満島ひかり、綾野剛、小林薫

(79点) 女一人と男二人の恋愛模様をエロス描写なしで描いた作品

瀬戸内寂聴こと満島ひかりは小林薫の愛人として暮らしながら、愛人なので小林薫があんまりかまってくれない寂しさから、かつての恋人綾野剛とデートしたりする。
二人の男からそれなりに愛されながらも満たされない瀬戸内寂聴こと満島ひかり。
まだ女の恋愛が不自由すぎる時代に自由すぎた女の、夏のように暑い恋。


こんなのピンク映画で描けよ!
意図的にエロ描写を排除して描ききったエロ映画。
狙いは分かるし完成度も高い。
でも、その昔、芸術の名の下に有名女優を脱がせて野郎共を喜ばせていた文芸大作が懐かしくなる。
こーゆー映画もあるだろう。
でも、でも、こんなのピンク映画で描けよ!と、思わずにはいられなかった。
満島ひかりの裸が観たいかどうかは微妙だが、女の裸が出てれば娯楽である。
いや、こーゆー映画だとわかってて観たのでいいんだけど。
80パーセント濡れ場で描ける内容だったな・・・。


(2013年9月ミリオン座にて有料鑑賞)

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