え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ショーン・オブ・ザ・デッド

2009年10月06日 | 時代劇
2004年 イギリス 100分 ホラー/コメディ/日本劇場未公開
監督/エドガー・ライト
出演/サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト
(70点) コメディ仕立ての正統派ゾンビ映画

原因不明で人が死ぬ。死んだ人間ゾンビになって人襲う。そんでもってゾンビでいっぱい。ノロノロと人を襲うゾンビは低脳だけど、生きている人間も馬鹿ばっか。主人公のお人好しのショーンは元カノを助け馬鹿な仲間たち引き連れて行き付けのバーへと向かうのだ。ときによろよろ歩いてゾンビにまぎれて移動したりするが基本的に殴ってゾンビを撃破。日本未公開のB級ホラー作品ながら口コミで高評価を受けているコメディタッチのゾンビ映画。

軽いノリのパロディ作品ながら本家ゾンビよりも予算は上なのではないか。案外しっかりした出来で正統派のゾンビ映画になっている。何故だか本家以外のゾンビは強かったり動きが早かったりしてゾンビとしてのおもむきがなくて残念なものが多いが、これは動きも遅く、あっけないほど弱く、だけど数が多く次々と出てくる正統派でゾンビ映画としては気持ち良かった。でも、出てくる人間がいちいち馬鹿だったり根性悪だったりして個人的には苦手なキャラばかりでうんざりはした。お人好しの主人公も映画の中で慕われるほどの魅力はなく、やっぱりアホで感情移入出来なくて困った。

本家ゾンビのテーマ曲がギャグの一部に使われていてニンマリした。

ショーン・オブ・ザ・デッド

(2009年9月DVD100円レンタルにて鑑賞)