富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

花籠

2011年10月22日 | 豆葉縞
翠華殿交配実生で棚入れした花籠です

あれから3ヶ月、今回の植え替えで
裏に着いていた紺の乗りのいい子がポロリ

根が4本、すでに中で外れていたようです。
でも作には問題なさそう

親の派手柄に比べると葉が一回り大きいようです、
やはり葉緑素が大事な事がわかります

葉緑素の少ない大覆輪や派手木は殺虫殺菌でも
下葉を落としたりしますし
昨今の夏の暑さでは日が弱くても高温障害で
葉をふるったり焼いたりしますので、、、

昔と違いそれなりの対策が必要になってきました

その一つとして首振りの扇風機は必須かと

直接当てるのはよくないとか迷信的に言われておりましたが
家では二十数年ガンガン直接あてております

ただ風により葉が短く詰まる可能性が有りますので
そこは水と肥料で葉の長さを整えます

さらに素焼き鉢栽培で水を多くし風を当てることにより
気加熱を放射させ鉢自体を水冷鉢の効果ように持っていけます
鉢の中はいつもひんやり

アツモリソウなど高山性のランを作られている方では当たり前の話

こういう栽培では木毎の植え方も変えなければいけませんし
それぞれの木によって水苔の量も当然変えなければいけません
上苔 下苔の量の組み合わせのパターンは何十種類も

単純に言えば金兜と金甲覆輪では当然植え方が違います(置き場所も)
まして羆や至楽などになれば各々の個別の性質によって変わります

これは難しい話で微妙すぎて文章にはしにくく
自ずと経験で会得するしかないかと
水やりの量との兼ね合いも有りますし

手っ取り早いのは作の上手な方のブログを拝見し参考にする事
特に新しく植え替えされた時の写真は必見
写真を見、水苔の量を推し量るのが一番
参考になります 
作上手に一律同じ植え方をしてはおられません

うん十年作っている私でも今年は10本ほど
気に入らない作の木があります
毎年一つか二つ改善しております
それがハウス自体であったり鉢の種類であったり
水苔や植え方、置き場所、水加減であったり
この邪魔くささを克服し上作できれば
喜びも一入

話は戻り
この外れ子の天葉を見ておりますと
なるほど翠華殿の血が入っているんだと憶測できます

購入先の蘭屋さんから翠華殿って言ったでしょ!
と叱られそうですが、、、


















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