天領

高千穂の黄縞と呼ばれていた天領です。

龍泉錦、月輪と共に高千穂グループを形成していた木で
天領と名が付く前に流通していた高千穂の縞はほとんどが宝錦。

龍泉もそうですが名が変わり整理されるだけで
偽物が一掃されたような気がします。

しかし若木などは　なかなか明確な差がない為、注意を要します。

天領覆輪をねらい数鉢作っておりますがなかなか。
宝ですとすぐ覆輪はでてきますが、
やはり木の性質が明確に違うのでしょう。

この木はじっくり作をかけますと
葉幅も引き超大型に仕上がり
そこで初めて　さすが宮崎高千穂産　天領
と納得のできる木に成ります。

また稀に天領に混じって流通する　陸王　という品種も有ります。

しかし陸王と天領は覆輪になれば区別が難しくなります。
覆輪の木姿が酷似しさらに色合いもよく似てきます。
陸王覆輪のほうがより幅を引き大型化するぐらいの差です。