美容院やヘッドスパ専門店のヘッドスパはヤバいかもしれない。

【ヘッドスパとは】

ヘッドスパとは何なのか？分かっていますでしょうか？以前にも、このブログかメールマガジンで説明したことがあります。それは、文字通り「頭皮の温浴」と言う意味です。
では、その言葉通りに「頭皮の温浴」をしている美容室やヘッドスパ専門店は、どのくらいあるでしょう？
ほとんどないのでは？と思いますね。

ほとんど美容室・ヘッドスパ専門店は、髪の洗い上がりが良くなるシャンプー剤かトリートメント剤を入れてヘッドスパをしていると思います。ちなみに、私のところでは、正真正銘の「ヘッドスパ＝頭皮の温浴」を行います。

【ヘッドスパを行うと頭皮はどうなる？】

ヘッドスパを行うと、とても気持ちが良いです。気持ちが良いし皮膚が温まり血流が良くなります。その上、頭皮の緊張が緩むので毛穴は開きます。だから、正真正銘のヘッドスパは、頭皮にも心身にも良い物なのです。

ところが、現代女性の髪の毛は毛質がとても悪くなっているので、正真正銘のヘッドスパを行うと、髪の毛の表面を覆っている補修剤が取れてしまうので絡まってしまい、とてもじゃありませんが見れる髪質にはなりません。

私のことろは、見せかけを良くするのではなく、毛の生育が良くなる為に行うので、正真正銘のヘッドスパを嫌でも行います。すると、頭皮や毛穴・髪の毛に残留しているものがたくさん取れる人が多いです。
カラーをしている人は、カラー剤の色が取れますし、髪の痛みのひどい人はシャンプー剤やトリートメント剤が取れるので、溜めているお湯が泡立ちます。

そうなんです。これらが育毛を阻害しているので、阻害しているヘアケア製品の残留物を抜いてあげて、頭皮も毛穴内部も正常に戻る手伝いをするのがヘッドスパの本来の目的なのです。

【不要なものは育毛を阻害する】

ところが、美容院やヘッドスパ専門店でのヘッドスパは、間違いなく髪の洗い上がりが良くなるシャンプー剤かトリートメント剤を入れますから（入れないとお店として成り立たない）、せっかく抜き取る手助けをする方法なのに、反対に残留し入れ込むことに繋がってしまうのです。

お写真で「使用前→使用後」を見て、汚れていた頭皮と毛穴が、綺麗になって開いているのを見ることが多いかと思います。その方が異常だと思いませんか？
元々人の体や頭皮は清潔ではありません。皮膚には皮膚常在菌が存在していて、汗と混じって弱酸性にして体を守っています。清潔ではないのを無理に清潔にしてしまうのですから、ヘッドスパをしないと駄目な頭皮になってしまいます。

入れ込むよりも、毛穴の排泄能力を促すような方法（正真正銘のヘッドスパ）なら良いのですが、髪の洗い上がりが良くなるシャンプー剤かトリートメント剤を使ってはいけないのです。

ちなみに、最近のご相談者には、薬絡みがほとんどですが、ヘッドスパ絡みと美容院でのシャンプーの泡やトリートメントを頭皮に付け置く絡みが多いのですよ。
医療業界と美容業界は何をやってだ！と思ってしまいますね。