時折、ご相談者の中に、「水シャンしている・水で洗髪している」とお聞きすることがあります。どうもアマゾンの電子書籍で紹介されていたらしく、このご相談者の場合「これやったら駄目じゃないか！」って感じたのですね。
夏場なら1週間か3日に1回程度、水でのシャンプー方法・水での洗髪方法でも良い人がいるかもしれませんが、冬場では「寒くてやってられないだろうなぁ」とも思うわけです。
>■頭皮だけじゃなく、人の体は冷やすとロクなことがない
人の体は、頭皮を始めとしてどんな部位でもあっても、血行や血流が十分に巡っていることで機能します。
だから、基本的に冷えるような行為ではなく温める行為が必要（男性の睾丸は冷やした方が良いようです）なのです。例外としてあるのが、火傷や打ち付けたりして炎症を起こしている時です。
こんな時に限り炎症が収まるまでは冷やさないといけませんが、そうでない慢性状態になっている時には、痛いとか痒いとかの理由で冷やすことを続けていると治るものが治らなくなります。
温めることで血流・血行が巡るようになり、組織の修復が進み痛みや痒みは改善されるのです。
ただし、脂漏性湿疹や皮膚炎の場合、温めると症状が悪化するので、特別なケア方法が必要になります。
>■水ではなく冷風でも良いことない
ところが、こと育毛と言う話になると、洗髪後に自然乾燥が良いとか、水でのシャンプー法・洗髪法が良いというような話が出てくるのです。中にはお風呂上りに髪の毛を乾かす為に冷風が良いという人までいて、「どれだけ冷やしたいんだよ」と思ってしまいます。
ただし、個体差・個人差があるので絶対とは言えませんが、週に1回の洗髪での自然乾燥や水での洗髪は、問題のない人もいると思います。この場合でも薄毛になりにくタイプの人限定になり、薄毛になりやすい人は自然乾燥や水での洗髪はやらない方が無難です。
困ったことに、自然乾燥や水での洗髪・冷風で乾かす等、頭皮を冷やす方法を採ると、血行・血流を悪くするので、頭皮のトラブル（かゆみ、臭い、炎症、フケ）が表面化しづらくなるのです。冷やすから代謝が低下するからですね。
結果、抜け毛が減って喜ぶ人もいますが、その後には細くて成長しない毛にしか生え変わって来なくなるので薄毛を治すことが出来なくなります。
抜け毛が減るのが良いと思っている人が多いので、良いと思って続けているのが怖いのです。
■冷やすと血流が良くなることもあるが・・・
温冷療法と言って、頭皮を温めたり冷やしたりして血行を良くしようとする方法があります。冷やすことをして、しばらく放置していると血が巡るようになることもあります。
冷やすことで血流が改善することがあるのですが、実はこれって人為的に「しもやけ」状態を作っているのと同じです。確かに血が集まってきますが、薄毛の人の頭皮は自分の頭皮の力で血を巡らせなくなっているので、集まってきた血が滞るようになり炎症を起こしやすくなるのです。
■薄毛の人の頭皮の状態を無視している
育毛剤にしろレーザーにしろ何らかの作用で、外部からの作用で血を巡らせようとすると、一時的に効果に繋がることはあるのですが、続かないだけでなく、その作用でさらに頭皮を弱らせてしまうのです。
そうなっているのが薄毛の人の頭皮や心身ですから、効果があっても外部からの作用で薄毛が治る可能性はとても低いのです。確率の問題で、相当確率的には低いです。育毛剤やレーザーの作用で薄毛が治るのは、10人のうち1人か2人程度ではないかな？と思います。
薄毛の人の頭皮やタイプ・心身を無視しているのですから、当然の結果です。
■効果だけを求めるから失敗する
以上のように、効果だけを求めていろんな対策を採るのは、育毛に失敗する元になります。
今の自分の頭皮がどんな状態なのか？自分がどんなタイプなのか？心身の状態はどうなのか？これらを分かった上で、ご自身に適した育毛方法を採ることで初めて薄毛を治せるようになります。
育毛相談WEB/サイトでの育毛相談とは、「今のあなたの頭皮がどんな状態なのか？あなたがどんなタイプなのか？あなたの心身の状態はどうなのか？」を明らかにして、あなたに必要な育毛方法を提示することです。
提示する育毛方法は、育毛相談WEB/サイトで取り組むことが出来るので、ご相談を受けたあと取り組んでみたい人はその旨お知らせくださいませ。
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