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ビリーの挑戦2-073cut:SSTメンバー初参加

2018-05-21 | ビリーの挑戦第2部・伝説のSSTプロジェクトに挑む
ビリーの挑戦2-073cut:SSTメンバー初参加
――Scene11:釧路営業所の会議室
影野小枝 3名のSSTメンバーが、釧路営業所の会議に参画しています。彼らが釧路営業所に派遣されてから、初めての営業会議です。あら、漆原さんが新任リーダーのときの石川MRが、営業所長になっていますよ。
石川 本日はSSTメンバーが参加しての、初めての会議です。SSTはここの所長だった、漆原さんが責任者を務めています。きみたちがだらしなければ、きっと報告されると思うので、気合いを入れて会議に参画してもらいたい。ではSSTメンバーから簡単な自己紹介と、同行しての所感などを語っていたただきます。
山口 釧路の早田さん、松田さんと同行中です。SST以前は、横浜営業所長でした。2人ともフットワークがよく、大きな課題はありません。
高梨 帯広の桐原さん、辻さんを担当しています。2人とも独身で駐在員なので、夕食も一緒に食べています。帯広地区は小さな病院が数多くあるので、その攻略を最優先課題にしています。
平林 私は釧路担当で、森山さんと北村さんと同行中です。営業所にきて驚きましたが、壁に「情報タワー」が張ってあり、「SSTレポート」も掲示板にありました。学術資材の倉庫もきちんとしていて、担当者のみなさんの真摯な営業姿勢に感動しました。
石川 どうだい、SSTと同行してもらっているMRにも、感想を語ってもらおうか。
早田 最初は緊張していましたが、だんだん仕事のコツが分かって、楽しくなってきました。
桐原 紹介するパンフのEBM(科学的根拠)が、実に明瞭で驚いています。私も遊び歩かずに、しっかりと勉強しています。
石川 R製薬リボン・アワードのビデオが届いているので、みんなで見てみたい。残念ながらうちはチーム順位で11位と、表彰台にはあと一歩だった。でも鶴見くんは第9位の賞状をもらってきた。ビデオの前に感想を語ってもらいたい。
鶴見 かみさんと2人の子どもを連れて、参加してきました。誰かが表彰されるたびに、後ろの家族席から「パパだ」とか「お父さん」といった声が飛び交いました。それに号泣している奥さんもたくさんいました。翌日は家族でディズニーランドへ行ってきました。家族には、最高のプレゼントができたと思います。
影野小枝 ビデオの上映が始まりました。表彰式のとき舞台に上がった男の子や、社長へ回し蹴りをしている子の姿もありました。みなさん食い入るように、ご覧になっています。
石川 どうだい? 来年は私たちが、あの舞台に立たなければならない。だからSSTからしっかりと教わり、あと1段足りなかった10位以内の階段に挑もう。
早田 華やかな舞台ですね。ぜひ行ってみたいです。
松田 同期の中野が表彰されている姿を見て、がぜん燃えてきました。
桐原 うちの子どもたちも連れていってやりたい、とうらやましくなりました。
石川 いいビデオだったな。皆川くん、ベビーシッターもついているんだって。だから奥さんのお腹の赤ちゃんも、連れていけるぞ。
影野小枝 リボン・アワードのビデオは刺激になったようですね。SST同行も、いよいよ最終局面を迎えています。さっき発言のあった「情報タワー」について、石川さんに説明していただきましょうか。
石川 まず全メンバーから、どうしても攻略したいドクターの名前を1人あげてもらいます。それを方眼紙の一番下に書いてもらい、そのドクターについて今持っている情報を、下から上へと書いてもらいます。全部書き終わったら。頭のところに赤線を引きます。ここまでの情報しかないので、攻略できないという意味のラインです。そのあとは毎月の会議が始まる前に、新たな情報を積み上げるわけです。するとある日、知らないうちに攻略が完了している、という展開になります。遊び心で情報を積み上げるのが、「情報タワー」のメリットです。

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