今朝は4時起きで山口県の山口大学動物医療センターへ
愛犬レオンの精密検査に行ってきました。
いやはや遠いのなんのって・・・・。
往復700キロを自家用車で運転して・・・・。
坐骨神経痛がヒィヒィ云っている最中でしたので、ちょっと堪えました。
これは生まれて初めて関門海峡を渡ったレオンの記念写真
こんなに遠くまでやってきたのは、彼は初めてのことなんです。
内臓に巣食っている直径6センチもの化け物の正体を見極めるための旅なのでした。
何度か道に迷い、やっと着いたのは9時半、受付時間ギリギリでした。
主治医から紹介を受けたのは、山口大学の獣医学科が仕切っている設備の良い動物病院でした。
往き帰りで都合8時間くらい運転したのでしょうか。
眼は霞み、頭がボーッとする中
それでも頑張れたのは愛犬の可愛さであります。
何とか救って上げたいの一心が身体を突き動かします。
しかし何より大変なのは当の本人レオン君です。
朝の10時から検査が終ったのは夕方5時でした。
午前中は先日地元の動物病院で行った血液・レントゲンとエコー検査を再び行われ
午後からは全身麻酔を施し、CTスキャンにかかります。
全身麻酔で死亡する老犬の例を何度も説明されてうんざり。
このまま何もせずに連れて帰ろうかとも思いましたが、すべては彼のためにこんなに遠くまでやってきたのだと思いとどまりました。
結果は脾臓に腫瘍が出来ている・・・というより蔓延っているというもの。
心臓弁膜症と心臓肥大の持病もちの彼に、全部摘出の手術が可能なのか、正直リスクは大きいのですが、それでも前に進むしかないのであります。
ドクターとの話し合いで、予定では9日に手術して2週間くらい入院の必要とのこと。
うわーっ、また長距離の往復か・・・・と思いましたが、彼の試練は飼い主の試練でもあります。
よーし、とことん付き合おうではないの・・・・。
もう一度レオンの元気な姿を見たいがために
親としての努力をせねばなりませんが、この気持ちは動物愛護とか、ペットだからなどという性格のものではなく
もうそれは、恥ずかしながら「愛」なんでございます。
気持ちが通じ合っているのでそんな眼差しを風竿さんに送っているんでしょうね。
40年前に飼っていた犬の事を思い出しました。
気持ちが通じます様に。
寄る年波にはとても辛かった長距離でした。それでも後3回ほど走らねばなりません。とても愛がなければできることではありませんね。
何しろ帰り着いてまだ心臓がバクバクしているのですから。
飼い主の責任とは重いものです。
そんな中で愛犬との精神的な繋がりと気持ちが通じ合うことを、しみじみと考えさせられています。