奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2891)

2024-09-06 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「午睡(ごすい)」について。-----------

“午睡”とは、昼寝(ひるね)のことであり/保育所や幼稚園では/時間割の中に今でも“お昼寝”の時間があるに違いない。----------

こうした幼児期の習慣は/大人になるとすっかりと忘れてしまう。でも/西洋では午後の勤務時間の休憩時間が長くて/一度帰宅してお昼寝をする習慣があるとも聞いたことがある。----------

土日の週末の時に/趣味で夜更かしをして/朝昼兼用の食事を摂(と)り/昼過ぎにようやく眠くなって寝てしまった際には/枕元の目覚まし時計の午後5時過ぎの時針を見て/カーテンから洩(も)れる夕日を/平日の朝と勘違いして/飛び起きた経験を持つ人も多かろう。-----------

戦後直ぐの農家では/未だ農機具も普及せず/真夏の暑い盛りには/日中の陽射しを避けて/朝早くと夕刻に田畑の仕事をしている家が多く見受けられた。勿論/早朝に働いた後/昼飯を食べ/その後/風通しの良い部屋に横になって昼寝をするのが常であった。-----------

高度経済成長をする中で/そのような悠長(ゆうちょう)な大人の昼寝は見掛けなくなった。田舎でも家に帰れば/扇風機だけでなくエアコンも備わっているのだから/冷菓も冷蔵庫にタップリと買い込んであるのだから/昼寝などの時間の無駄をせずに/涼しい部屋で韓国ドラマなどを楽しむのが今風なのだろう。---------

余り使うことのない午睡の文字は/眠気を催(もよお)すクロードモネの絵画“睡蓮(すいれん)”の“睡”に通ずるので/不思議な気がする。AIやロボットが発達して/人間の仕事が今よりも暇になれば/午睡の習慣は復活するのではないかと夢見ている。

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