北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「茂木健一郎」について。---------
茂木健一郎(もぎけんいちろう1962生れ)氏は、東大(理学部/法学部)卒。日本の脳科学者/ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員。学位は博士(理学/1992)取得。クオリア(感覚の持つ質感)をキーワードとして心脳問題についての研究を行っている。著書の9割は書きたくない本と言明しており/“意識の探求がライフワークである”と述べている。---------
NHKTV番組“プロフェッショナル仕事の流儀”の司会を茂木健一郎は、2006.1~2010.3まで務めていた。その頃までが/名実共に絶頂期の様に思っていたが、最近はYOUTUBEで頻繁に発信されているので/お見受けする機会が多くなった。--------
気に留(と)まった/茂木健一郎の発言内容は次の通り。“子どもの頃からアインシュタインなど天才に憧れて/大人になり/研究一筋の生活を続けてきた。でも/自分のように類(たぐい)稀(まれ)なる知性/知能指数を持ち合わせているにも拘らず/科学技術の世界で未(いま)だに確たる実績を残せていない。逆にそれ程賢くないにも拘らず/ノーベル賞級の研究成果を残している人が実に多いと感じる”----------
“生成AIの登場で騒いでいる世間であるが/人間の知性を凌駕してしまうシンギュラリティーは何時かなど/自分が研究してきた領域に限りなく近い処に/世界の英知が集まって来ている”、“意識の研究こそがAIの究極の形に繋がる筈だ”--------
茂木健一郎は/大槻義彦氏に言わせれば/科学者ではないと云う。そう云えば/東大では法学部も卒業なさっているから/文理総合の学識を持ったが故に/意識などと云う不確実なものに拘ることになられたのではないかと少しく心配せざるを得ない。