奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2771)

2024-05-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「松永久秀と下剋上(天野忠幸著・平凡社2018刊)」を読んだ。----------

天野忠幸(あまのただゆき1976生れ)氏は、大阪市立大学大学院(文学研究科)後期博士課程修了/博士(文学)。専門は日本中世。現在/天理大学(文学部/歴史文化学科)准教授。著書に“戦国期三好政権の研究/三好長慶/三好一族と織田信長/戦国遺文三好氏編/松永久秀歪められた戦国の梟雄の実像”がある。----------

この本「松永久秀と下剋上」の目次は次の通り。“はじめに(戦国の梟雄が戦ったものは何か)”、“三好長慶による登用”、“幕府秩序との葛藤”、“大和の領有化”、“幕府秩序との対決”、“足利義昭/織田信長との同盟”、“筒井順慶との対立”---------

この本「松永久秀と下剋上」の内容紹介文は次の通り。“戦国の梟雄”と語られるも/将軍殺しや信長との三度の敵対などは事実ではない。室町社会の家格秩序に挑んだ改革者として再評価する。“稀代の悪人/禍々しい怪人物”と評された人物は/長らく続く武家社会の家格や身分秩序に挑む純粋な改革者だった。最新の研究成果から/全く新しい久秀像を描く決定版。--------

天野忠幸氏は、この本「松永久秀と下剋上」を/NHK大河ドラマ“麒麟がくる(2020)”の放送に合わせて書いておられる。ドラマの脚本家/池端俊策は松永久秀と明智光秀の絡みに/天野忠幸氏の学説を踏襲/利用されたのではないかと思った。それにしても松永久秀の信貴山城自尽には驚かざるを得ないのだから。

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