奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2261)

2022-11-01 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「老いと孤独の作法(山折哲雄著・中公新書ラクレ2018刊)」を読んだ。山折哲雄(やまおりてつお1931生れ)氏は、東北大学(文学部)卒/同大学院(文学研究科)博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館教授/京都造形芸術大学院長/国際日本文化研究センター所長などを務めた。専攻は宗教学/思想史。----------

この本「老いと孤独の作法」の目次は次の通り。“生老病死を見つめる(第二の人生を林住期と遊行期に分ける/一人で生きることの意味と価値)”、“平成の終わりに(二つの神話的物語と其々の戦略/無常を受け入れてきた日本人の死生観)”、“天皇の退位を考える(退位表明に宿る死と再生の叡智/退位と文明化された王殺し)”、“司馬遼太郎の足音に耳を澄ます(街道を歩け/世界の街道を歩け/文明の無常と云うこと)”-----------

この本「老いと孤独の作法」の内容紹介文は次の通り。人口減少社会/高齢社会を迎えた今こそ/人間の教養として/一人で生きることの積極的な意味と価値を見直すべき時ではないか。歴史を振り返れば/この国には老いと孤独を楽しむ豊かな教養の伝統が脈打っていることに気付くだろう。西行/鴨長明/芭蕉/良寛/山頭火。宗教学者として/日本人の様々な生と死に思いを巡らせてきた著者が/自らの経験を交えながら/第二の人生をどう充実させるかを考える。----------

山折哲雄氏は執筆時/87歳。近年/TVなどで見掛けることは無かったが/未だ未だお元気な様子だ。この本「老いと孤独の作法」では/ご自身の現在の心境を思い付くままに吐露(とろ)されているのだと思った。仲の良かった司馬遼太郎を思い出しておられる処が少しく興味深かった。

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