奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2818)

2024-06-25 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「遠慮深いうたた寝(小川洋子著・河出書房新社2021.11.20刊/初出神戸新聞2012.1.7~2021.4.3)」を読んだ。--------

小川洋子(おがわようこ1962生れ)女史は、早大(第一文学部/文芸専修)卒。1988“揚羽蝶が壊れる時”で海燕新人文学賞受賞デビュー。1991“妊娠カレンダー”で芥川賞受賞。2004“博士の愛した数式”で読売文学賞/“ブラフマンの埋葬”で泉鏡花文学賞/2006“ミーナの行進”で谷崎潤一郎賞/2013“ことり”で芸術選奨文部科学大臣賞/2020“小箱”で野間文芸賞/2021菊池寛賞を受賞。---------

この本「遠慮深いうたた寝」の目次は次の通り。“地雷だらけの世界で/老化の足音/ショパンと少年/小人か妖精の仕業/豆ご飯とボブスレー/小さなナイト/ラブの毛/涙脆い/母親のチキンスープ/終わりの予感/幸福のお裾分け/全ては奇跡/本屋さんの最終日”、“手芸と始球式(指と果物/私に必要な忍耐/欠航と化粧品と号泣/素数は私を裏切らない/小石を拾いに/秘密の友情/細分化/下柳投手の住所/行列からはみ出す/学校の行き帰りに通る本屋/幻の野球観戦)”、“物語の向こう側(二次会へ/川と私/フーヴォー村の小学校/他人の記憶を自分の物語に/図鑑と空想/最果ては何処にある/言葉と小鳥/琥珀の完璧な王国/忘却の地層へ/骨抜きのジョギング/この夏)”、“読書と本と(官能とユーモア/恋を無くした時に読みたい本/内田百閒繰り返し織り直される布/平然とした文学/ヴェニスに死す/答えのない問い/私の偏愛書)”、“あとがき”----------

小川洋子女史は、この本「遠慮深いうたた寝」に、日常の全てを隠さずに書きつけているようだ。こうしたエッセイは/文学的価値はそう無いだろうけれど/小川洋子ファンなら楽しく読めるに違いない。

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