奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2764)

2024-05-02 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「妻に稼がれる夫のジレンマ~共働き夫婦の性別役割意識をめぐって(小西一禎著・ちくま新書2024刊)」を読んだ。---------

小西一禎(こにしかずよし1972生れ)氏は、慶応大卒/共同通信入社。政治部で首相官邸/外務省を担当。2017妻のアメリカ赴任に伴い/休職制度により/妻2児と渡米。在米中に退社/駐在員の駐夫としてメディアに寄稿/コロンビア大学(東アジア研究所)研究も務めた。現在/“世界に広がる駐夫/主夫/友の会”代表、専門はキャリア形成/ジェンダー/団塊ジュニア/育児など。----------

この本「妻に稼がれる夫のジレンマ」の目次は次の通り。“令和の潮流/海外で妻を支える駐夫(新たな夫婦のスタイルの模索/駐夫の誕生/海外駐在とその家族の実情/新型コロナ流行で遠くなった海外/バブル期に日本人街が出現/家族の帯同判断は本人任せ/アイデンティティーの喪失)”、“キャリア中断の実態(男を降りられない/稼げない男は競争から降りた者/女性のキャリア中断は夫次第/現地就労を禁じる規則/駐夫のキャリアを考える)”、“葛藤の末/駐夫に転じる(自分を納得させ同行を決断/男から降りた自分に呆然/ぶり返す葛藤)“、“帰国を見据え新たなキャリアへ(現地で触れた価値観に衝撃/新しい自分に向かって/変わった自分と変われない日本/帰国後のキャリア設計は四分類)”、“妻に収入で負けた時(妻は良きライバル/男の沽券はどうなるのか/活躍する妻/自暴自棄な夫/夫婦役割を柔軟にスイッチ/優秀な妻との出会い)”、“男性は何と戦うべきか”、“夫も妻も活躍する社会をつくるには(中小企業にも休職制度が必要)”---------

この本「妻にの稼がれる夫のジレンマ」の宣伝コピーは次の通り。自分が居なくても会社は回る/紐みたいなもんですよね/長時間労働は美徳じゃない/海外経験は評価される/駐夫と主夫/12人の本音と葛藤。---------

小西一禎氏は、慶応卒で高学歴だが/奥様の方が数倍上の実力をお持ちの方であったようだ。この本「妻に稼がれる夫のジレンマ」では/事例を集めて/自分だけが特別ではないと書く中で/ご自分を慰めているように感じた。髪結いの亭主の現代版と考えれば納得がいく。

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