奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2030)

2022-03-15 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「団塊の秋(堺屋太一著・祥伝社文庫2019刊/2013版の文庫化)」を読んだ。堺屋太一(さかいやたいち1935~2019)氏は、東大(経済学部)卒、1960経産省入省、大阪万博(1970)/沖縄海洋博(1976)/サンシャイン計画に携わった。在職中に、“油断(1975)”、“団塊の世代(1976)”で作家デビューした。1978通産省退職後も、様々な分野で時代をリードする知識人として活躍した。-------

この本「団塊の秋」の内容紹介文は次の通り。1971大学の卒業旅行で出会った男女7人がその後も折に付け集い、旧交を温めてきた。銀行員/厚生官僚/新聞記者/商社マン/高校教師/弁護士/メーカー勤務として社会に出た彼らは57年後、予想だにしなかった人生を振り返ることに。2028の日本を予測し、団塊の世代、彼らに関わる全ての人の行く先を示す。予測小説のパイオニア/堺屋太一の真骨頂。-------

この本「団塊の秋」の抜き刷り文は次の通り。“加藤清一は出向先の財団法人から格下の組織に異動。元衆議院議員/石田光治は再起を賭けて東奔西走。西暦2015~2028、団塊の世代は想定外の人生に直面する。近未来シミュレーション小説。未来の新聞記事付き。-------

堺屋太一を有名たらしめた事の一つに、小説“団塊の世代”を上梓したことがある。“団塊の世代(1947~1949生れ)”が誕生以来/これからもずっと日本社会を牽引し/動かしていく人口マスの塊(かたまり)だと見抜き/未来予測したのだ。これが当たっていたのか、それとも外れていたのか、当の堺屋太一自身も気になったことだろう。その思いを、またまた未来小説の形で書いたのが、この本「団塊の秋」だ。そして堺屋太一のある種の遺言ともなっている。

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