奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その81)

2016-11-13 01:16:48 | 奈良・不比等
「嘗(かつ)て、東大寺・毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の蓮弁(れんべん)の拓本(たくほん)を卒論のために直(じか)に採らせてもらった」との話を、東京から来られたご婦人(成城大学・芸術学科卒)から伺った。歴史建築物に造詣の深い指導の先生に付いて法隆寺にも何度も行ったとのことである。古都奈良は学生時代より好きであり、時々、一人で来て奈良ホテルに泊まるのだそうである。学生のときは、今は無い「奈良博」前の「日吉館」にも泊まったそうである。正倉院展の終わった時期に落ち着いた雰囲気に戻った古都奈良がお気に入りの様であった。2年前には「東大寺・お水取り」の秘儀の行を、二月堂に参籠して見たとのことであった。------
国内観光客の中にはレベルの高いリピーターの方も確かに居られることを知った。しかし、このような人は稀有であり、矢張り修学旅行生や世界遺産を観に来る外国人観光客の数には到底及びも付かない。この日も、カラフルな小振りのキャリーバックを携えた修学旅行生のグループが近鉄奈良駅を闊歩しているのが目に付いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする