"エレクティオン神殿"の概要…ペンテリ山の白い大理石で作られ「6体の少女の柱像」が目に付く
①BC5世紀末に完成したイオニア式建築の代表作、かつてはアテナの女神像が安置されていた。BC421年から始まりBC407に完成。ギリシア神話の英雄エリクトニオスに捧げられたものである。現在の神殿はBC480年のペルシア戦争で破壊後、再建されたと信じられている
②エレクテイオンは敷地の地盤に3mに及ぶ高低差があり、多くの聖蹟と神格の祭祀所を一つの建物にまとめた複雑な構造。4つの区画があり最も大きな構造物は東側のドーム状会議室で、その東側のイオニア式の柱廊式玄関を通して祭壇に設置されたアテナの女神像が民衆を見下ろす公衆の講壇と考えられている
③北側には円柱を持つ別の大きな玄関があり、南側には有名な「少女の玄関」がある。6体の少女の姿の柱像(カリアティード;高さ1.77m)があり、最も細い部分は首で玄関の屋根の重さを支えるように設計されている
”ヘロディス・アッティコス音楽堂”…アクロポリスの丘を登り始めて目にする遺跡
AD161年にギリシア人の貴族(ローマの元老院議員)ヘロディス・アッティコスが妻を偲んで建設した、白大理石で造られ収容人員は約5,000名
”ディオニューソス劇場”…アクロポリスの丘からのアテネ市街を展望、眼下にこの劇場が見える
大型野外劇場で「ディオニューソス・エレウテリオス」(自由の神)の聖域の一部を形成、ワインと豊穣の神に捧げられた。アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデス、アリストパネス(古代ギリシアの劇作家)が活躍した
”ピレウス”を16時出港し、サランダに向かう…”ディナー”のメイン・ディシュはエビ等、海産物や野菜を多くして健康的な食事を心がけた