イタリアのチェロ奏者フランチェスコ・ディロンのソロ・コンサートがあったので、3月31日にイタリア文化会館のホールで聴いた。1973年生まれで、スカラ座のオケやベルリン・フィルで弾いていたというので、腕は確か。その後は古典の曲だけでなく、現代作曲家の作品にも積極的に取り組んでいるらしい。
今回のプログラムは「時空を超えて」と題されたもので、17世紀に書かれた古い作品から、今回初めて披露される2017年作の現代音楽まで含むもので、古典と現代曲が交互に演奏された。現代曲はイタリアだけでなく、日本の細川俊夫の作品もあり、そうした意味で、時と空間を越えている。
最初は古典的な作品から始まったので、心地よい聞きなれた世界だったが、現代曲になると途端に不協和音ばかりで、気分が悪く成りそうになった。他にもグリッサンドを多用した演奏や、奏者の声も含めた演奏など、なるほどこれまでのチェロの表現を超える新しさはあるが、好きかと聞かれると返事に躊躇するような曲が多い。
最後の曲は、K.ムーアの「反逆」(2016)で、譜面台を二つ並べて長い楽譜をを置き力演したが、これが流行りのミニマル音楽で、延々と同じフレーズを繰り返す。弾くのも大変そうだが、聴くのも大変だ。まるで阿波踊りの伴奏音楽を、音楽だけで延々と聞かされる気分。これは面白いかなー? そういえば、ゴジラの主題歌もミニマル音楽かなあ、と考えた。
雨が降って来たので、近所のスペイン・バルで生ハムを食べながらカヴァを飲み、気持ちを取り直した。
今回のプログラムは「時空を超えて」と題されたもので、17世紀に書かれた古い作品から、今回初めて披露される2017年作の現代音楽まで含むもので、古典と現代曲が交互に演奏された。現代曲はイタリアだけでなく、日本の細川俊夫の作品もあり、そうした意味で、時と空間を越えている。
最初は古典的な作品から始まったので、心地よい聞きなれた世界だったが、現代曲になると途端に不協和音ばかりで、気分が悪く成りそうになった。他にもグリッサンドを多用した演奏や、奏者の声も含めた演奏など、なるほどこれまでのチェロの表現を超える新しさはあるが、好きかと聞かれると返事に躊躇するような曲が多い。
最後の曲は、K.ムーアの「反逆」(2016)で、譜面台を二つ並べて長い楽譜をを置き力演したが、これが流行りのミニマル音楽で、延々と同じフレーズを繰り返す。弾くのも大変そうだが、聴くのも大変だ。まるで阿波踊りの伴奏音楽を、音楽だけで延々と聞かされる気分。これは面白いかなー? そういえば、ゴジラの主題歌もミニマル音楽かなあ、と考えた。
雨が降って来たので、近所のスペイン・バルで生ハムを食べながらカヴァを飲み、気持ちを取り直した。
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