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オペラ、バレエ、歌舞伎、文楽などの鑑賞日記です

「ミス・サイゴン」の25周年記念公演

2018-11-01 12:18:51 | ミュージカル
ブルーレイで出ている「ミス・サイゴン」の25周年記念公演収録舞台を観た。2014年にロンドンのプリンス・エドワード劇場での公演を収録したもので、公演後に初演のメンバーも入ったガラコンサートがあり、その部分も収録されている。

HDの美しい画像で収録されていて、音も良いので、まるで本当の舞台を観るような迫力で楽しめる。映像収録の監督はブレット・サリヴァンとなっているが、ちょっとクロース・アップが多く、テレビ中継か映画のような編集になっている。もう少し舞台の全体像が分かるとありがたいと思ったが、まあ、全体としては楽しめた。

キム役はエバ・ノブルザダで、エンジニア役はジョン・ジョン・プリオネス。詳しく調べていないが、二人とも東洋系の顔立ちに見えた。歌は二人とも素晴らしく、役柄にもあっている。日本での初演は確か帝劇だったと思うが、ずいぶん前に観たので、細かい点は忘れていたが、今回見直して、思い出した。

最後のガラ・コンサートでは、初代のエンジニア役が再登場して「アメリカン・ドリーム」を歌ったりするが、最後には作者のアラン・ブーブリルやシェーンベルクが出てきて挨拶するほか、製作者のキャメロン・マッキントッシュも話をする。マッキントッシュは一時代を築いたが、最近はどうしているのだろうと思いながら観た。

知った話なのだが、見直しても結構面白く、感動的ですらあった。HDで見るとオペラでもバレエでも、ミュージカルでも結構臨場感があるので、もっとどんどんとこうした収録作品が増えるとありがたいと思う。ロンドンでは、最近「巴里のアメリカ人」が収録されて映画館で上映されたようなので、早く日本でもブルーレイで発売してくれないかなあと思った。

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