3月2日(火)の夜にプリモ芸術工房で松本和将のピアノによる、ベートーヴェン後期ピアノソナタを聴く。午後7時開演で、15分の休憩をはさみ、終演は午後9時頃。小さなスタジオなので、聴衆は20名ぐらいで、オンライン配信が中心。
今回は後期ピアノソナタということで、24番~28番と31番が演奏された。いつもは気さくに挨拶してから演奏したり、曲の合間に簡単な説明をしたりするが、今回は最初から無言で初めて、最後まで無言で弾いた。全曲目を弾き終えてからその理由を説明したが、先日倉敷のコンサートでベートーヴェンのソナタをたくさん演奏して、そしてまたベートーヴェンを弾くので、本人の言葉では「憑依した」と語っていたが、ベートーヴェンの表現が自分の体内から湧き出るような感覚があり、途中であいさつをしたりすると、それが失われそうなので、あえて無言で演奏をしたと語っていた。
本人の語っていた通り、26番「告別」などの演奏では、その「入魂」ぶりが見ていても感じられた。これほど力強く、魂のこもった演奏はあまり聞いたことがなく、弾いている年代物のスタインウェイが壊れるのではないかと思うほどの迫力が感じられた。
すべての演奏家がこうした精神状態になるのかどうか知らないが、ジャズの即興演奏でもそうしたことがよくあるようで、クラシックの世界でも、昔はかなりジャズのように即興で弾く部分があり、そうした「ノリ」も大事なのではないかと思った。
松本の演奏は、そういうわけで魅力に溢れて、直接にベートーヴェンが語り掛けてくるような印象があり、また、機会があれば聞きたいと思わせた。
レストランはやっていないので、家に帰ってから軽い食事。大根サラダと作り置きで冷凍しておいた餃子を焼いて食べる。ワインはドイツの白の辛口。
今回は後期ピアノソナタということで、24番~28番と31番が演奏された。いつもは気さくに挨拶してから演奏したり、曲の合間に簡単な説明をしたりするが、今回は最初から無言で初めて、最後まで無言で弾いた。全曲目を弾き終えてからその理由を説明したが、先日倉敷のコンサートでベートーヴェンのソナタをたくさん演奏して、そしてまたベートーヴェンを弾くので、本人の言葉では「憑依した」と語っていたが、ベートーヴェンの表現が自分の体内から湧き出るような感覚があり、途中であいさつをしたりすると、それが失われそうなので、あえて無言で演奏をしたと語っていた。
本人の語っていた通り、26番「告別」などの演奏では、その「入魂」ぶりが見ていても感じられた。これほど力強く、魂のこもった演奏はあまり聞いたことがなく、弾いている年代物のスタインウェイが壊れるのではないかと思うほどの迫力が感じられた。
すべての演奏家がこうした精神状態になるのかどうか知らないが、ジャズの即興演奏でもそうしたことがよくあるようで、クラシックの世界でも、昔はかなりジャズのように即興で弾く部分があり、そうした「ノリ」も大事なのではないかと思った。
松本の演奏は、そういうわけで魅力に溢れて、直接にベートーヴェンが語り掛けてくるような印象があり、また、機会があれば聞きたいと思わせた。
レストランはやっていないので、家に帰ってから軽い食事。大根サラダと作り置きで冷凍しておいた餃子を焼いて食べる。ワインはドイツの白の辛口。
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