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N響のバッハとハイドン

2021-09-17 11:01:20 | 音楽
9月16日(木)の夜にサントリー・ホールでN響を聞く。7時開演、20分間の休憩があり、8時50分頃終了。50パーセント収容。

当初予定していた指揮者とチェロのソリストが来日できないとのことで、曲目も指揮者も変わった。指揮は鈴木秀美。前半はバッハの組曲3番と、CPEバッハのシンフォニア変ロ長調とニ長調。後半はハイドンの交響曲98番という構成。

バロック期から、古典派の入り口までの音楽のムードを楽しめる。時代に合わせて、小編成のオケにチェンバロが入る。金管も古い楽器を使ったようで、ホルンはバルブのついていないナチュラル・ホルンという昔の楽器を使っていた。

鈴木はずいぶんと年がいってそうな外観だが、エネルギッシュで若々しい指揮ぶりだった。オーケストラもそれに応えて、実に見事な演奏だった。なんとなくこの時代の音楽は、バック・グラウンド音楽のような感じでメリハリがなく、退屈なのではという印象を持っていたが、実際に聞くと、メリハリのついた音楽で、なかなか良かった。

オーケストラは小編成だったが、昔の楽器と比べると、音が大きくなったせいか、チェンバロの音はほとんど聞こえない。昔の人が聞いた音とは違うのかもしれないという気がする。

コロナが続いて、本来のプログラムがなかなか聞けないが、一体いつまで続くのだろうかと、だんだんうんざりしてきた。それでも、演奏そのものは楽しめて、気分を良くして帰宅。翌朝に健康診断を受ける予定だったので、何も食べずに、そのまま寝た。

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